ナノ材料マイクロデバイス研究センターに米国からの短期留学生を受け入れ

2015年6月25日

短期留学生

米国のNational Science Foundation (NSF) の補助を受け,ナノテク先進国である日本でナノテクの研究に取り組み,将来この分野で国際的に活躍できる研究者を育てることを目的としたNanoJapanプロジェクトの参加メンバーを短期留学生としてセンターに受け入れました.留学生はAlena Klindziukさんで,生まれはベラルーシ,11歳で米国西海岸に移住し,現在は,米国Bryn Mawr大学(ペンシルベニア州)の2年生で物理を専攻しています. NanoJapanの取り組みも10年目(最終年)を迎え,今年も多くの応募の中から14名が選ばれ,日本各地の大学でナノテクの研究を体験しています.本学での滞在期間は6月7日から8月2日までの予定です.

今年の研究テーマは「高性能ZnO透明トランジスタの開発」という内容で,すでにフォトリソグラフィやスパッタ法の経験を持つAlenaさんは毎日研究に使用する機器の取り扱いを勉強しながら研究を進めています.留学生の指導は,今年からセンターの講師を務める小山先生を中心に,ナノ材研で卒業研究を行っている大学院生・学部生で行ってくれています.

日本語の勉強は,初めてでしたが,到着して間もないミーティングでも,日本語での自己紹介を行い,研究室のゼミにも毎回参加しています.週末には,京都・奈良などを訪れてみたいと計画を立てています.多くを吸収して帰国して欲しいと願っています.

ページを閉じる