大阪市・八尾市・松原市環境施設組合 東淀工場 見学

2015年7月17日

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3年生の環境施設見学として、7月15日に廃棄物焼却施設の東淀工場へ見学に行きました。2010年に竣工した大阪市内では最も新しい廃棄物焼却施設です。廃棄物処理の授業を3年生前期で実施していることもあり、学生にとっては、実際に見ることで、理解が深まったものと思います。大学生の見学であることもあり、案内には、技術職員のみならず、工場長にも説明をいただくことができました。案内いただいた技術職員の一人は、大阪工大電気工学科の卒業生でした。

上方落語の調子でまとめられた施設紹介ビデオや、小気味よくも理化学的説明を惜しまない見学通路でのビデオ・キャラクターは、環境学習としての最新の工夫の賜だと思いました。大きなガラス張りで炉室の全景を見る見学通路は、臨場感と熱気を肌で感じることができます。説明会場に戻ると、主灰乾式分級の稼働の状況を説明いただきました。この施設特有の、最新の主灰リサイクル施設です。

説明が終わると「バグフィルターのろ布は何年持つのか?」、「炉内滞留時間は?」、「発電量の内の自家消費と売電の割合は?」「大阪市全体の焼却工場の能力について」と、矢継ぎ早の工学的な質問が飛び出しました。引率した教員が密かに喜ぶ瞬間です。

東淀工場の工場長、技術職員、そして見学通路でほほえましく挨拶していただいた現場職員のみなさま、大変ありがとうございました。


写真上 ごみピットをのぞき込む見学通路から。ごみをつかむクレーンが見えます。

写真中 ガラス張りで炉室全景が見える見学通路。

写真下 ごみ収集車が帰ってくるプラットフォームの様子を観察する

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