第1回 環境テクノフォーラム 2015を 開催しました

2015年8月3日

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 2015年7月22日に、第1回 環境テクノフォーラム 2015「ごみ焼却処理のこれまでとこれから (講師 : 浦邊真郎 大阪工業大学 工学部 環境工学科 客員教授)」を開催いたしました。前週の3年生授業で実施した東淀工場(ごみ焼却処理施設)見学との関連で、現在の技術だけではなく、都市域の衛生状態を維持するために廃棄物の焼却による滅菌処理が絶大な威力を発揮してきたこと(いまは、このことを忘れてしまいがちですが)や、現在は1万キロワット以上の発電所としての機能を持っていることについてお話しいただきました。
 フォーラム冒頭で、立て続けに画面で映し出された「伝染病対策(消毒、ペスト患者の搬送)」や「塵芥船によるごみの運搬の様子」は迫力がありました。著作権関係が不明なので、このサイトに貼り付けることができませんが、昔の大阪市を紹介したインターネットサイト上でも閲覧できる画像です。
 今回のフォーラムでは、あえて、焼却排ガスによる大気汚染など、公害に関することには深く触れず、廃棄物エネルギーのポテンシャルに多く言及されました。排ガス処理の技術は、現在までに確立しており(工学技術継承の重要性は失いませんが)、エネルギーは今後の大きなテーマとなるからです。電力買い取り価格に大きく影響されるという現実から「工学は実学だ」を印象づけてフォーラムは終了いたしました。


写真上 講師をつとめる浦邊 客員教授
写真下 聴講者

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