第2回 環境テクノフォーラムを開催します!

2015年9月7日

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9月14日(月)に第2回環境テクノフォーラムを実施します。どなたでも無料で参加できますので、ご希望の方は下記の「第2回環境テクノフォーラム2015ちらし」に記載の事務室までご連絡ください。

題目 「水産業から見た瀬戸内海の環境」
世界に誇る瀬戸内海の現状とこれからのあり方について水産業の視点から考える

日時:2015年9月14日(月)13時20分~14時50分
場所:大阪工業大学10号館4階1042教室

講師:反田 實(たんだ みのる)氏(博士(農学))
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター技術参与(瀬戸内再生担当)

瀬戸内海は、わが国が世界に誇る有数の景勝地であると同時に漁業資源の宝庫として知られている。しかし、1960年代には年間300回に及ぶ赤潮の発生、水産被害の発生、大規模な重油流出事故の発生により”瀕死の海“となった。そのため、1973年に瀬戸内海環境保全臨時措置法(のちに瀬戸内海環境保全特別措置法)が制定され、環境保全基本計画の策定、総量削減の実施、埋立の基本方針により失われた良好な環境を回復させるために多大な努力がされてきた。その結果、水質については一定の改善が進んだが、生物多様性や生物生産性の劣化が指摘され、とりわけ水産の立場からはいわゆる「瀬戸内海の貧栄養化」が問題とされるようになっている。こうした状況を踏まえて、瀬戸内海環境保全基本計画は見直され、豊かな瀬戸内海の望ましいイメージとして、“美しい海”、“多様な生物が生息できる海”、“賑わいのある海”が示されている。今回、水産の立場から瀬戸内海の環境問題に長年とり組んでこられた反田實氏を講師として招き、水産業から見た瀬戸内海の現状とこれからの課題について講演頂くことで、今後の瀬戸内海のあるべき姿を考えるきっかけとしたい。

第2回環境テクノフォーラム2015ちらし ( pdf:328.80KB )

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