電子情報通信実験IIb(電子情報通信工学科3年次)のPBL課題で成果発表会を実施

2016年1月8日

発表会の様子

電子情報通信工学科では,3年次の電子情報通信実験IIbで,課題解決型学習(PBL)を実施しています.その集大成として,2016年1月8日(金)に図書館ラーニングコモンズにて成果発表会が行われました.1人ずつ成果が発表され,聴講していた学生や教員から多くの質問が飛び交い,盛り上がりました.以下に4つのPBL課題を紹介します.

「光通信システムの設計・製作」
音声をコンデンサマイクで受け,その音声信号をパルス幅変調(PWM)し赤色LEDを駆動する光送信機と,フォトダイオードにより光信号を電気信号に変換し,PWM復調を行いD級アンプでスピーカを駆動する光受信機を,与えられた通信距離仕様を満たすように設計・製作し,光通信システムを構築する.

「セキュリティシステムの設計と製作」
焦電センサを入力とし,人体の動きを検知して音や光で知らせるシステムを設計する.具体的には,トランジスタやOPアンプを用いて,バンドパス増幅回路,レベル判定回路,タイマー回路,発振回路を作製し,それらを組み合わせて,夜間にのみ動作する防犯システムを構築する.

「ディジタル時計と応用システムの製作」
ロジックICを用いて,水晶発振器,カウンタ回路を理解し,与えられた機能仕様を満たす時計を設計・製作する.更にロジックICを工夫して,ディジタル時計を用いた所定機能仕様を満たす応用システム(例えば時報や目覚まし機能)を設計・製作する.

「仮想会社や学校のLANの構築」
会社や学校で利用可能なLANを設計し構築することができる能力を身につける.PC,ルーターやサーバーを用いて与えられたシステム仕様を満たす仮想LANシステムを構築し,webページの公開と電子メールのために利用する.

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