ナノ材料マイクロデバイス研究センター戦略的研究プロジェクト最終成果報告会実施報告

2016年3月9日

プロジェクトリーダーと副学長の挨拶

招待講演の様子

報告会の様子

ナノ材研センター長 前元利彦
プロジェクト統括 佐々誠彦


ナノ材料マイクロデバイス研究センターは,2016年3月8日(火)に平成23年度,文部科学省により採択された,戦略的研究基盤形成事業「セキュアライフを支援するデバイス・システム基盤研究拠点の形成」の最終成果報告会を開催いたしました.この報告会は,学内外の皆様に当プロジェクトの研究成果を報告することを目的に開催するもので,今回は,本プロジェクト発足から5年間の成果概要を報告させて頂きました.

報告会前半は,大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの斗内政吉教授による招待講演「レーザー放射顕微鏡でみる太陽電池の動的電荷物性」でテラヘルツ波を利用した新しい顕微鏡システムの開発事例をLSI診断,太陽電池の評価などの実例により分かり易くお話し頂きました。とりわけ,タンデム型太陽電池の利用例では,通常の顕微鏡とは異なり,物質の内部からの情報が非破壊で取り出せるといった特徴が解説され,加えて,同技術を近年活発に研究されているグラフェンの表面吸着分子の評価に応用した例などもお示し頂き,多岐にわたるセンシング応用例についてお話し頂きました.後半は,当プロジェクト5年間の成果報告として,デバイスグループの前元教授,システムグループの上辻准教授らによる,研究報告を行いました.学外・学内教職員・学生,約70名が参加し,盛況の内に最終報告会を終えることができました.

また,夕刻からの懇親会では,プロジェクト研究に携わる大学院生の研究成果に関するポスター展示も行われ,外部評価委員の方々他,外部から参加して頂いた方々から貴重なご意見を頂くことができました.
ご参加頂きました皆様には厚く御礼申し上げます.

報告会プログラム ( pdf:120.53KB )

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