材料加工研究室の岡村健太朗君と宮崎圭司君が軽金属学会 第130回春季大会にて軽金属学会優秀ポスター発表賞を受賞しました

2016年6月6日

 

材料加工研究室の岡村健太朗君と宮崎圭司君が軽金属学会 第130回春季大会にて軽金属学会優秀ポスター発表賞を受賞しました。

【受賞者名】
岡村健太朗
【研究室】
材料加工研究室
【発表題目】
スクレイパーを装着した縦型双ロールキャスターによるマグネシウム合金クラッド材の作製
【研究概要】
クラッド材とは、異なる材料同士を張り合わせ一枚の板材にしたものです。特徴として、単層板よりも優れた特性を持ちます。しかし、Mg合金は、表面に強固な酸化膜が形成されるため、クラッド化が非常に困難とされています。Mg合金同士のクラッド化を行うことで、今までにない、特性を持った材料ができる可能性があります。そこで本研究では、酸化膜の影響を受けず、溶湯から直接クラッド材を作製できるスクレイパーを装着した縦型双ロールキャスターに着目し、作製プロセスの可否の調査及び、各種成形性試験を行いました。
【感想】
全国大会のポスター発表は、非常に多くの先生方、企業の方が聞きに来てくださりました。多くの方から意見を聞く中で、今後の研究の進め方を見出すことができました。残りの研究期間で、少しでも進められるように頑張りたいと思います。

【受賞者名】
宮崎圭司
【研究室】
材料加工研究室
【発表題目】
横型半連続鋳造機を用いたMg合金板の作製
【研究概要】
板は、一般的にはDC鋳造・熱間圧延方法によって製造されています。この方法は、大量生産に適しています。これに対して少量生産かつ省工程、省スペース、設備費の安価な利点を有する板製造方法に双ロール法と双ベルト法があります。上記の製造方法よりさらに設備費が安価で少生産に適した厚さ10~30mm、幅100~400mm、長さ1000~2000mm程度の板材を一日100枚未満製造する装置の要望があります。このような要望に適した横型半連続鋳造機の試作しました。現在、本装置を用いてAl合金板の製造が可能であることが明らかになえいました。そこで、本研究では、鋳造板の作製や圧延が困難とされているMg合金板の製造の可否について明らかにしました。
【感想】
全ポスター発表では、多くの方々が聞きに来てくださいました。発表の中で多くの意見を頂きました。今回の経験を活かして短い期間ではありますがこれからの研究活動で飛躍できるように頑張りたいと思います。

ページを閉じる