センター利用院生が受賞

2016年8月31日

受賞者の写真

当センターで研究をしている桒形航行 君(工学研究科電気電子工学専攻 博士前期課程1年)が、このたび日本材料学会半導体エレクトロニクス部門の学生優秀講演賞を受賞しました。心よりお祝い申し上げます。
 受賞は、2016年7月30日に大阪府立大学で開催された日本材料学会半導体エレクトロニクス部門「平成28年度第1回研究会」での講演、「三酸化タングステン薄膜へのプロトンインターカレーション」に対するものです。

この講演は、桒形君が筆頭著者として口頭発表し、共同研究者の村山喬之君や研究を指導する電気電子工学専攻の小池一歩准教授、佐々誠彦教授、矢野満明教授と共著で、ワイドギャップ半導体である三酸化タングステン薄膜の結晶成長とその薄膜へプロトンをインターカレーションした際の構造および物性の変化を関連づけて調べた結果についてまとめたものです。発表内容は勿論、当人の貢献度ならびに周到に準備したプレゼンテーションと質疑に対する明快な応答が高く評価されました。

桒形君は本学電子情報通信工学科での卒業研究のときから当該材料の結晶成長とデバイス応用の研究に取り組んでおり、「実験を手伝ってくれた仲間とご指導を戴いた先生方に感謝します。より一層の成果があげられるよう頑張ります。」と話していました。この受賞を糧に、今後のさらなる活躍を期待しています。

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