研究プロジェクト 第二回研究会実施報告

2017年6月9日

大松先生

脇田先生

杉山先生

1.日時:2017年6月6日(火) 10:00~12:15
2.場所:大宮校地5号館5階 552教室
3.内容:小寺副学長の挨拶、研究成果の報告(ロボティクス&デザイン工学部システムデザイン工学科大松先生・脇田先生,知的財産学部杉山先生)
4.その他:今後の計画と予算関係(E科前元先生,D科小池先生)

6月6日(火)に,工学部・ロボティクス&デザイン工学部・知的財産学部の学部横断による研究プロジェクトの第2回研究会を実施しました.今回は,プロジェクトメンバー3名の先生方が研究成果と今後の取り組みについてお話ししました.

システムデザイン工学科 大松 繁 先生
 匂い情報の産業界へのインパクトという題名で研究成果を報告した.はじめに,動物の種類によって匂い分子を感知する嗅覚受容体遺伝子の数が異なることや「香り」の研究意義について説明があり,続けて,市販のガスセンサーを用いて様々な匂いに対する応答を調べ,ニューラルネットワークによる信号処理で匂いを識別した事例を紹介した.最後に,現在開発中の口臭や加齢臭を識別するセンサーについて紹介した.

システムデザイン工学科 脇田 由美 先生
 はじめに,前職で車載電装品向け音声入力・翻訳アプリ,中立位搭乗型車椅子,光彩輝度による魚の鮮度推定技術などの研究開発に従事していたことについてご紹介した.続けて,現在行っている音声・音・画像処理技術やインターフェース技術を駆使し,気遣いながら人に働きかける“優しいロボット”の実現を目指した研究について報告した.

知的財産学部 杉山 典正 先生
 パテントマップとその役割という題名で報告した.課題と解決手段を軸にとって「見える化」を行った事例を紹介し,それが研究開発技術の新規性・進歩性の判断に役立つことについて説明した.今後,大学保有シーズの整理を行い,IoT関連等の公知技術をマッピングして,ビジネスモデルの提案へ繋げる計画を示した.

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