材料加工研究室の三宅泰誠君が日本塑性加工学会 平成29年度塑性加工春季講演会にて優秀論文講演奨励賞を受賞しました

2017年9月13日

syojo

【受賞者名】
三宅泰誠
【受賞日付】
 平成29年8月25日
【学会名】
 日本塑性加工学会 平成29年度塑性加工春季講演会
【発表題目】
 1つの鋳造輪によるアルミニウム合金線材の鋳造
【研究概要】
 線材とは線状に細長く圧延された材料であり,架空電線等の配電線類や自動車用ワイヤハーネスの素材である.その電線やワイヤハーネスは主に銅線が使用されてきたが,軽量化や低価格化からアルミニウム合金線に転換する要求がある.また,ニーズの多様化等が進んでいることから,小ロット多品種生産の需要がある.本研究では,小ロット多品種生産に適した小型で安価な省工程のプロセスを見込める装置を世界で初めて試作し,アルミニウム合金線材の鋳造材の作製に成功した.講演では,試作した装置及び,注湯条件による鋳造材断面形状の状態について発表した.
【感想】
今回の学会発表では,鋳造が専門分野の先生や企業の方々が多く出席していたため,大変緊張しましたが,良い機会を与えていただいたと感じました.また,質疑応答の際は,たくさんの質問とご意見を頂き,中には企業の方が私の研究を称賛していただきまして,感無量になったと同時に,質問に答えることができなかったときがあり,自分の力不足を感じました.今回の経験から,更なる自身の成長や研究の成果をあげ,異なる学会での受賞等の結果に繋げていきたいと思っています.最後に,普段から研究の指導,発表資料の添削等をして頂いた羽賀教授,そして共に研究を進めてくれたコウ君,羽賀研究室の学生に深く感謝いたします.

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