松田宗平君が The 14th IEEE Transdisciplinary-Oriented Workshop for Emerging Researchers と 2017 Student Paper Contest にてダブル受賞しました

2017年12月20日

賞状を持つ松田君

電気電子システム工学科・新機能複合材料デバイス研究室の松田宗平君(工学研究科電気電子工学専攻 博士後前期課程2年)が、11月4日に東京で開催されたThe 14th IEEE Transdisciplinary-Oriented Workshop for Emerging ResearchersでIEEEのLMAG賞を受賞しました。さらにそのワークショップの受賞者らから数名選出され、12月2日に韓国のHongik universityで開催されたIEEE Student Paper Contest 2017で発表を行い、STUDENT PAPER AWARD (GOLD PAPER AWARDS)を受賞しました。

松田君の受賞対象となった講演は「New type diodes using oxide semiconductors toward fully transparent and flexible electronics」という題目の発表で、筆頭著者の松田君の他、指導教授である前元利彦教授、共同研究者の佐々誠彦教授、小山政俊特任講師の指導のもとに進めた研究の成果です。発表内容は研究の独創性や本人の貢献度、周到に準備した分りやすいポスターとともに現地でのプレゼンテーションが高く評価されました。

発表内容については、酸化物半導体である酸化亜鉛を用い従来とは異なる構造を有するダイオードの作製を行い、さらに透明化・フレキシブル化に向け新しい知見が得られたという内容になっています。将来の透明フレキシブルエレクトロニクス分野に大きく貢献できる成果であることが認められたものと思われます。

松田君は「研究をともに行なったナノ材研の仲間、ご指導を戴いた先生方に感謝します。酸化亜鉛を用いた透明・フレキシブルな新機能デバイスの開発においてより一層成果があげられるよう頑張ります」と話していました。この受賞を糧に、より一層の飛躍を期待したいと思います。


The 14th IEEE Transdisciplinary-Oriented Workshop for Emerging Researchers
http://young-researchers.net/towers14th/award_picture.php

2017 Student Paper Contest
http://sites.ieee.org/seoul/2017-student-paper-contest/

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