センター利用学生が応用物理学会で講演奨励賞を受賞しました

2019年1月11日

実験の様子

ナノ材料マイクロデバイス研究センターで研究をしている池 広大君(工学研究科電気電子・機械工学専攻 博士前期課程2年)が,応用物理学会から講演奨励賞を受賞する名誉に浴しました.心からお祝いを申し上げます。

応用物理学会は昭和35年に設立され,約2万3千人にのぼる企業や国公立研究所と大学の研究者が所属する,ハイテク日本を代表する世界的な学会の一つです。毎年春と秋に学術講演会が開催され,池君が受賞した2018年秋の講演会(会場: 名古屋国際会議場)は19のセッションと11のシンポジウムで構成されており、その中で当人は有機分子・バイオエレクトロニクスのセッション(講演件数は4日間で470件)で講演しました。講演奨励賞は,応用物理学の発展に貢献する優秀な講演を行った33歳以下の若手研究者に贈られるもので,講演件数の1%以内と定められた受賞者のほとんどは国立研究所の若手研究員や国公立大学の助教ならびに博士後期課程の学生となっています(受賞者リストは応用物理学会のホームページに掲載)。

受賞対象となった講演は筆頭著者(登壇者)の池君が,電気電子・機械工学専攻 博士前期課程2年の大西勇輔君,研究を指導する広藤裕一様,電気電子・機械工学専攻の小池一歩教授,矢野満明教授と連名で行ったもので,「絹フィブロインで酵素を固定化した拡張ゲートFETのグルコース検出特性」という題目で口頭発表しました.池君は本学電子情報通信工学科での卒業研究のときからこの研究テーマに取り組んでおり,「先輩の皆様が積み上げてきた研究成果を代表して受賞できたもので,実験を手伝ってくれた仲間に感謝するとともに,これからも一層の成果があげられるよう頑張ります」と話しています.3月には応用物理学会の会長から賞状と記念品が授与されます。

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