電子情報システム工学科の小池教授らが執筆した論文が 「令和2年度日本材料学会論文賞」として受賞されました

2021年5月31日

論文賞(賞状)

小池教授

受賞課題
「電界効果トランジスター型バイオセンサー応用に向けたスピンコート法によるフィブロイン薄膜の作製と特性評価」
(材料,Vol.68,No.10,pp.751~756)

受賞者
小池 一歩、池 広大、大西 勇輔、佐々木 太鳳、広藤 裕一、矢野 満明

著者らは、市販の絹フィブロインパウダーを用いて、所定濃度の水溶液をあらかじめ長鎖シランカップリング剤で処理した金属酸化物表面にスピンコーティングする方法を提案し、生体蚕から抽出した場合と同等な特性を有する絹フィブロイン膜を、数マイクロメートル以下の均一な膜厚と水溶液中でも剥離しない接着強度で作製できることを明らかにしました。著者らは、この方法で酵素を絹フィブロイン薄膜中に固定化することで、実用レベルのFET型グルコースセンサーの試作にも成功しており、学術的のみならず工学的にも高い価値として評価されました。

受賞論文

関連論文1
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