サイエンス探求演習@実施中

2021年10月15日

左:太陽光発電 右:微細藻類培養

左:浄水実験 右:エナメル線モータ

 「サイエンス探求演習」とは、一年次を対象とした課題解決型学習(Project Based Learning)です。課題解決型学習とは設定された課題に対して、学生自らが調査、議論、実験、改善という過程を行うことで、能動的に学ぶ効果を促す授業の形態です。問題解決能力を養うとともに、当科の学びを実感することで、学習への目的意識を高めることが狙いです。本年度の環境工学科の「サイエンス探求演習」では、下記の4テーマを設定しました。この授業を履修する1年生は高校までと異なる授業形態に戸惑いつつ、学生同士議論をしながら実験に取り組んでいます。

「発電を最大化する太陽光パネルの設置方法の検討」
「省電力で高収率を得る藻類培養方法の検討」
「凝集剤を最小化する浄水方法の検討」
「自作エナメル線モータでの回転速度の最大化」

 「サイエンス探求演習」は1班が4~5人と少人数であるのも通常の授業と異なる点です。学生たちはテーマごとに設定された課題に対し、制約条件のもとで最大限の結果を引き出すにはどうすればよいかを探ります。
 教員の立場からすると口出ししたいのをぐっと堪えて、基本的な実験方法の指導と資料提供を行ったあとは学生たちが機器操作に習熟・応用してディスカッションを行って、やがて最適な条件をみずから探るなかで成長する過程を見守ることに徹することにしています。

 授業の仕上げは実験の成果を学生たちがパワーポイントを使ったプレゼンテーションにまとめ発表します。どんな成果を発表してくれるのか。実はいまから楽しみにしています・・。

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