第8回日本赤外線学会で論文賞を受賞しました

2022年6月24日

賞状

受賞者、左から前元先生、和田先生、小池先生

表彰盾

ナノ材料マイクロデバイス研究センターの和田教授,電子情報システム工学科の小池教授,電気電子システム工学科の前元教授らが執筆した論文が「日本赤外線学会論文賞」として受賞されました

受賞論文
「ナノスケール多孔質モスアイ構造を有する酸化バナジウム薄膜の結晶性及び光学特性評価」(日本赤外線学会誌,Vol.30,No.1,pp.75~81,2020年)

受賞者
和田英男1),小池一歩1),前元利彦1),矢野満明1),飯田努2)
1) 大阪工業大学,2) 東京理科大学

受賞式
2022年6月17日

著者らは,有機金属分解法で酸化バナジウム薄膜を成膜する技術を開発し,それを赤外線スマートウィンドウへ応用する研究を行っています.本論文では,成膜・結晶化条件を最適化することで,ナノスケール多孔質モスアイ構造を有する薄膜を作製し,可視光域で高い透過率を保ちながら近赤外域で高い調光率を示すサーモクロミック特性を得た結果についてまとめられています.本論文が赤外線科学・技術分野において価値が高いことが認められ,表彰されました.

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