エレクトロニクスプラクティス成果発表会を実施しました

2023年1月25日

発表の様子

成果物

成果物

電子情報システム工学科では,3年次のエレクトロニクスプラクティスで課題解決型学習(PBL)を実施しています.その集大成として,2023年1月23日(月)にテーマごとに成果発表会を実施しました.1人ずつ成果が発表され,教員だけでなく学生からも質問が飛び交いました.今年度のテーマと概要は以下の通りです.

「光通信システムの設計と製作」
コンデンサマイクで音声信号を電気信号へ変換し,パルス幅変調(PWM)を行って赤色LEDを駆動する光送信機を製作します.次に,フォトダイオードで光信号を電気信号へ変換し,PWM復調を行ってD級アンプでスピーカーを駆動する光受信機を製作します.最終的に送受信機をセットにしたシステムを構築します.

「セキュリティシステムの設計と製作」
焦電センサを入力とし,人体の動きを検知して音や光で知らせるシステムを設計します.トランジスタやOPアンプを用いてバンドパス増幅回路,レベル判定回路,タイマー回路,発振回路を作製し,さらにArduinoやESP32を用いて,検出した結果を液晶ディスプレイや手元のスマホへ通知する防犯システムを構築します.

「ディジタル時計と応用システムの製作」
ロジックICを用いて,水晶発振器,カウンタ回路を理解し,与えられた機能仕様を満たす時計を設計・製作します.更にロジックICを工夫して,ディジタル時計を用いた所定機能仕様を満たす応用システム(例えば時報や目覚まし機能)を設計・製作します.

「仮想会社や学校のLANの構築」
会社や学校で利用可能なLANを設計し構築することができる能力を身につけます.チームで役割を決め協力しながらPC,ルーター,スイッチ,Wi-Fiアクセスポイントを用いて与えられたシステム仕様とセキュリティ要件を満たす仮想LANシステムを構築します.チームで工夫を凝らした独自のLANを設計します.

「IoT機器の設計と開発」
ESP32マイコンと小型タッチパネル、プログラミングを基本とし、自分でセンサー等の追加部品を考え、WiFiやBluetoothと連携して身の回りで役に立つIoT機器を製作します。最初にコンセプトと概要を考え、講義前半でディスプレイのプログラミング、通信確認等基本要素を設計製作します。後半では、自分で選択したセンサーやサーボモータ等を組み合わせて生活の役に立つIoT機器を完成させます。

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