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学長からのメッセージ

21世紀社会に応え、未来を支える専門職業人を育成 学長/工学博士 井上 正崇

 本学は、開学以来、現場で活躍できる専門職業人の育成を、その教育理念に掲げ、我が国の発展に寄与する人材を数多く輩出してきました。その建学の精神は、学園創設88年を経た現在も脈々と受け継がれ、社会から高い評価をいただいています。昨年、経済産業省主催の「社会人基礎力育成グランプリ2009」において、人工衛星プロジェクトに参画した専門分野の異なる多くの学生による取り組みが、グランプリ大賞として評価されたことも、その現れのひとつであると考えています。

 現在、本学は「工学部」「情報科学部」、そして「知的財産学部」の3学部を有する工科系総合大学となり、日本の技術力を支え、活かす約8,000名の学生が学んでいます。
 環境問題が世界的に注目される今日、広い分野において環境共生の視点から新しい技術開発が求められています。本学でも、これら社会の要請に応え、地球環境に配慮した工学教育を展開するため、教育・研究プログラムの充実を図ってきました。2010年4月からは、工学部に「ロボット工学科」と「生命工学科」を加え、人と地球に優しいものづくりを目指します。
 また、ユビキタスネットワーク社会の到来に向け、情報科学部は4学科体制により情報通信技術(ICT)のスペシャリストの養成に取り組んでいます。昨年、「SE能力開発のためのスパイラル型情報教育」プログラムが、文部科学省の平成21年度 大学教育推進プログラムに選定され、現在特色ある教育を展開しています。
 一方、知的財産立国を目指す日本社会の要請に応え、全国に先駆けて設置した知的財産学部および知的財産専門職大学院では、国際競争力をもつ技術開発に欠かせない知的財産専門職業人を輩出するための教育を展開しています。

 大宮キャンパス10号館では、学生たちが“ものづくり”体験を通して、工学の深さやゆたかさを実感し、自ら成長していける学生のためのファクトリー、「MONOLAB.(モノラボ)」を開設しています。この施設は、あらゆる“ものづくり”体験の場として、地域の小中学、高校生にも広く開放し、若者の育成の場としての役割も果たしています。例えば、毎年小学生を対象に実施している「工作・実験フェア」では、21世紀を担う多くの子供さん達を受け入れて、自然の不思議、理科のおもしろさにふれ、未来に希望を抱いていただければと願っています。

ロボカップジャパンオープン2010大阪
5月2日~4日、大宮キャンパスで「ロボカップジャパンオープン2010大阪」を開催しました。第11回目を迎えた今回は、中国、イラン、タイ、スペイン、ブラジルの海外チームを含め、225チームが熱戦を繰り広げ、3日間で1万2千人を超える方々にご来場いただきました。 本学でも子供さん達に "ものづくり"の楽しさを実感していただくべく「モノラボ」を会場に「ものづくり道場」を同時開催しました。 ご来場いただいた皆さまに改めてお礼申しあげますとともに、来月、シンガポールで開催される世界大会に出場されるチームの皆さまのご活躍を祈念いたします。

 本学では、変化する時代や社会の要請を迅速に吸収し、全学部が連携し、特色ある教育・研究を進め、社会、産業界に貢献することを大学の使命と認識し、広い分野で輝ける学生を育てたいと考えています。今後とも、各方面の方々の変わらぬご支援をお願い申し上げます。

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