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大学紹介

学長からのメッセージ

大阪工業大学の更なる発展をめざして 学長/工学博士 西村 泰志

 今春、本学は、梅田茶屋町OIT梅田タワーに、第4の学部としてロボティクス&デザイン工学部および同研究科を開設しました。梅田という都心部の地の利を活かし、産官学のみならず市民をも巻き込んだ知の拠点となる開かれたキャンパスを標榜し、イノベーションを創出できる人材育成の拠点とします。
 また、工学研究科では、各学科に設けられていた専攻を廃止し、類似の専攻を統合して3専攻に改編しました。これは、学生の各々の専攻の専門力を深化させることは勿論ですが、今日の社会の在り方から、近接する学問領域を含めた広い視野を獲得させることを意図したものです。
 さらに、昨今、文部科学省も強く押し出している、3つのポリシーに基づく教育のPDCAサイクルという観点では、各授業科目の学修内容に対する最低条件(ミニマムリクワイアメント)を定め、厳正な成績評価およびアセスメントテストによる学修内容の定着確認などを踏まえ、卒業時の質保証を厳正に行う体制を構築しようとしています。そこには、文部科学省の「大学教育再生加速プログラム(AP)テーマⅤ 卒業時における質保証の取組の強化」によって助成を受け、開発しているディプロマサプリメント・システムという仕組みが活かされています。カリキュラムマトリクスにより授業科目とディプロマポリシーの各事項を結び付け、学修指導の拡充を図りながら、卒業時点でディプロマポリシーの達成を保証する精緻な仕組みの構築を目指しています。

 最近、メディアで人工知能(AI)に関する報道が毎日のようになされています。その内容は、車の自動運転、医療分野、農業分野での活用等々多岐にわたり、AIの輝かしい未来について述べられています。しかしながら、一方では、AIによる脅威について述べられ、AIは人から多くの仕事を奪い取る可能性について述べられています。それでは、AIから仕事を奪われないために、人は何を学べば良いのでしょう。AIにはできない人にしかできない、「創造性」や「他人と協調して働く力」を育むことであると言われています。しかしながら、これらの力は、一朝一夕に育めるものではありません。
 本学は、前述のようなAP事業を通して基本的な学修の定着を図り、アクティブラーニング等を通して前述の力を育む教育を実施し、どのような時代にも対応できる能力を涵養していきます。

 OECDの統計によれば、我が国の理工系学部の卒業生の割合は卒業生全体の20%程度で、他の加盟国と比べ小さい値となっています。技術の発展には、トップが尖ることも必要ですが、中堅層の充実、裾野の広がりも不可欠です。これから18歳人口が減少を続け、それに比例して理工系の人材が減少して行くならば、産業立国・技術立国を標榜している我が国の未来像が描けなくなってしまいます。我々は、理工系学部の重要性あるいは魅力を、高校生に限らず、産業界、教育界、行政をはじめ、社会の各方面の皆様に認知されるよう、一層の努力をしていく必要があります。このような観点から、本学を含む私立5工業大学は、「工大サミット」という対話の枠組みを立ち上げ、それらの対話あるいは活動から生まれる結果について広く発信する予定です。皆さま方のご支援をお願いするものです。

(2017年4月更新)

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