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報道機関向け教員一覧

工学部 生命工学科

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工学部 生命工学科

芦高 恵美子 (アシタカ エミコ)

教授 博士(学術)

生化学、分子生物学、神経科学、疼痛学

癌、糖尿病などに伴う神経障害性疼痛では、本来痛みを感じない触覚も痛みと感じるアロディニアを生じます。私達は、アロディニアを中心とする慢性疼痛メカニズムの解明に取り組んでいます。
研究テーマ
1.神経ペプチド・ノシスタチンの疼痛制御メカニズム解明と鎮痛薬への応用
2.遺伝性結合組織疾患 エーラス・ダンロス症候群の慢性疼痛メカニズム解明
3.神経障害性疼痛や線維筋痛症に関与するオーファンGPCRの同定
4.神経細胞の機械刺激応答メカニズム解明

キーワード:神経障害性疼痛、アロディニア、ペプチド、医薬、エーラス・ダンロス症候群、GPCR、機械刺激応答、GPCR

【過去のコメント実績】
エーラス・ダンロス症候群の慢性疼痛、発症メカニズムの一端をモデルマウスで解明(遺伝性疾患プラス 2020年8月20日)
エーラス・ダンロス症候群の慢性疼痛、神経障害性疼痛を疾患マウスで確認(QLifePro医療ニュース 2020年6月9日)
痛みを抑える新物質 マウス実験で発見 (朝日新聞 1998年4月24日)
慢性痛み抑制 新物質を発見 (読売新聞 1998年3月19日)

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工学部 生命工学科

宇戸 禎仁 (ウト サダヒト)

教授 博士(工学)

バイオセンサ、液晶、生体計測、生体電気、有機エレクトロニクス

液晶の電気・光物性、燃料電池を利用した脱酸素装置、ニホンコウジカビに磁場やパルス強電界を印加することで酒の醸造に及ぼす影響、心電を用いた心理計測など、生体信号や生物電気に関する研究を幅広く行っている。

キーワード:液晶、燃料電池、心電、心理計測、体内インピーダンス計測、ニホンコウジカビ、脱酸素装置

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工学部 生命工学科

藤里 俊哉 (フジサト トシヤ)

教授 博士(工学)

再生医工学、バイオマテリアル、組織工学

培養細胞を用いた人工筋肉を開発しています。電気刺激を加えることで、拍動させることが可能です。まだまだサイズは小さいですが、微小ロボットの筋肉部分として用いたり、新しい薬品を開発するときの筋肉への影響を調べるモデル材料として利用することができると考えています。さらに、サイズを大きくすることで、将来的には再生医療用の人工筋肉として応用したいと思っています。さらに、低価格で作成する方法を開発できれば、培養ミンチ肉、さらには脂肪細胞を組み込むことで、培養霜降り肉もできるかもしれません。

キーワード:再生医工学、バイオマテリアル、人工筋肉、培養食肉、人工皮膚

【過去のコメント実績】
人工心臓弁や毛髪再生の研究が、日経産業新聞や朝日新聞に紹介されたことがあります。

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工学部 生命工学科

松村 潔 (マツムラ キヨシ)

教授 医学博士

生理学、神経科学

脳による体温調節のしくみ:私たちの体温は無意識のうちに、ほぼ36度台に保たれています。これは脳のおかげなのです。そして、その破綻が熱中症や低体温症を引き起こします。

インフルエンザなどの感染によっておこる発熱のしくみ:発熱はさまざまな感染性疾患に共通する症状です。発熱には生体防御機能を高めるという意義があります。1990年代以降、発熱の仕組みがかなりわかってきました。感染時の発熱は免疫系から脳への信号伝達によって起こります。一方、感染していないのに発熱を伴う疾病があります。脳血管障害による発熱もその一つです。その仕組みも最近わかってきました。このような研究は、発熱をともなう疾病の診断や治療に役立ちます。

ヒトが温度を感じるしくみ:冷たい、温かい、熱いという温度感覚を、私たちはごく当たり前のように感じていますが、そのしくみにはまだわかっていないことが多く残されています。最近、少しずつそのしくみがわかってきました。

キーワード:発熱、体温調節、熱中症、低体温症、脳-免疫連関、温度感覚、体温調節中枢、褐色脂肪

【過去のコメント実績】
1997年2月15日 NHK教育 サイエンスアイ 「脳内物質」 発熱に関わる脳内物質
2008年5月11日 毎日新聞 科学欄 解明のカギは「発熱スイッチ」 長年のナゾ、脳と体温調節の関係

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外波 弘之 (トナミ ヒロユキ)

准教授 

高分子化学、医用工学、細胞工学

電界紡糸法(エレクトロスピニング法)によりナノ~マイクロメートル単位の微細なファイバーを集積させ、これまでにない機能を持つ新しい人工血管・人工弁を作製したり、高機能なポリフェノールを設計し合成することで、新たな薬を開発することを試みています。

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工学部 生命工学科

長森 英二 (ナガモリ エイジ)

准教授 博士(工学)

生物プロセス工学、細胞培養工学、生物化学工学、生体模倣培養、機能的細胞アッセイ

微生物を用いた物質生産から再生医療に資する細胞・組織製造に至るまで、生物が関わる反応や機能を活用する“バイオものづくりプロセス”を研究対象とします。
研究テーマ例:
1.複雑な構造を有する骨格筋の組織工学(2007年ー)
2.ヒトiPS細胞バイオリアクターの操作論設計(2011年ー)
3.抗体医薬を生産するCHO細胞のバイオリアクター(2017年ー)
4.バイオオイルを生産する光合成微細藻類のバイオリアクター(2017年ー)
5.芳香族化合物を生産する組換え大腸菌のバイオリアクター(2016年ー)
http://www.oit.ac.jp/bio/labo/~nagamori/

キーワード:生物化学工学、バイオリアクター、培養工学、生体模倣培養、複雑組織工学、機能的細胞アッセイ技術、有用物質生産、動物細胞、微生物、iPS細胞

【過去のコメント実績】
過去の研究テーマ例:
1.生体模倣培養による培養骨格筋の機能発揮、評価技術(2007年ー)
2.組換え酵母を用いた乳酸製造に適したバイオリアクター(2002-2007年)
3.巨大DNA分子デリバリー技術(2001-2002年)
4.植物細胞(カルス)集塊のバイオリアクター(1997-2001年)
http://www.oit.ac.jp/bio/labo/~nagamori/

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大森 勇門 (オオモリ タケト)

准教授 博士(農学)

微生物学、酵素工学、タンパク質工学

私達の体を構成するタンパク質は、L体のアミノ酸からできています。右手と左手が鏡に写った関係であるように、L-アミノ酸の鏡像にあたるのがD体のアミノ酸です。D-アミノ酸は自然界にごくわずかしか存在していませんが、私達の体の中で重要な機能を持つことが徐々に明らかになってきました。私達は、食品中のD-アミノ酸を対象とした分析を行っており、得られた知見を食品の呈味性や保存性の向上、生理機能の強化へ応用することを目的としています。

また、土壌や温泉水などの環境、あるいは発酵食品から有用な微生物や酵素を探索し、その機能を明らかにすることで、有用物質の生産やセンシング技術に応用することを目的に研究を行っています。特に、アミノ酸を基質とする脱水素酵素や脱炭酸酵素が主な研究対象になっています。

キーワード:微生物、酵素、D-アミノ酸

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工学部 生命工学科

藤田 英俊 (フジタ ヒデトシ)

准教授 

分子生物学、タンパク質工学

長生きをするだけでなく、いかに健康に生活できる期間(健康寿命)を伸ばすかが大きな課題です。当研究室では、メタボリックシンドローム・運動器疾患に着目し、病態の分子メカニズムの解明と、その病態を予防・改善する化合物や食品の開発を目指しています。

キーワード:小胞体ストレス、タンパク質分解

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