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産官学連携・研究支援

研究ブランディング事業 第1回学内研究会を開催しました

2019年6月15日

  •       小寺副学長の挨拶       小寺副学長の挨拶
  •       中村(吉)教授の発表       中村(吉)教授の発表
  •       上辻教授の発表       上辻教授の発表

・日時:2019年6月5日(水) 15:00~17:00
・場所:大宮キャンパス5号館5階 551教室
・内容:挨拶(小寺副学長)、
    研究成果の報告(中村(吉)教授、上辻教授、三浦准教授)、
    今後の計画(前元教授、小池教授)
    
今年度、第1回研究会を実施しました。研究メンバーを含む27名が出席し、活発な質疑応答が交わされました。
冒頭の挨拶で、小寺副学長より、今年で研究ブランディング事業3年目を迎えるが、今後も引き続き本事業での活動を通じて研究力・教育力の向上と発信に協力を呼びかけられました。続いて、メンバー3名から研究の進捗状況について以下のとおり報告がありました。
次回は、7月29日(月)に大宮キャンパスで実施する予定です。

工学部 応用化学科 中村吉伸 教授

エポキシ樹脂の吸水率を低下させるために、シリカ粒子とシランカップリング剤添加の効果について検討した。シリカ粒子は10~50 wt%添加し、添加量とともに吸水率は低下した。結合型、ハイドロカーボン型、フルオロカーボン型の3種類のシランカップリング剤を比較した。結合型はグリシドキシ基やアミノ基のエポキシ樹脂と反応する官能基を、他は疎水基を有している。吸水率低減の効果は、ハイドロカーボン型≧フルオロカーボン型>結合型であった。また、界面の接着よりエポキシ樹脂連続相の改質の方が効果的であった。添加法は、前処理法よりインテグラルブレンド法の方が効果的であった。

工学部 機械工学科 上辻靖智 教授

強誘電体と強磁性体から構成されたマルチフェロイック複合材料に対して,高性能化を実現するミクロ構造と材料組合せを設計するためのマルチスケール数値シミュレーションについて発表した。マクロ材料特性の評価には均質化法を採用した。最初に、マルチフェロイック複合材料の特徴を解説したうえで,3つのミクロ構造(多結晶ランダム構造,多結晶層状構造,単結晶層状構造)と6つの材料の組合せ(強誘電体はチタン酸バリウム,チタン酸鉛,チタン酸ジルコン酸鉛の3種類。強磁性体はコバルトフェライトとタフェノールDの2種類)に対する解析結果を報告した。特に、すべての条件に対して。均質化したマクロ材料特性に及ぼす強誘電体相の含有率の影響を分析し、マクロな電気磁気効果に対する最適な含有率の設計法を提案した。さらに、マクロ構造における電気磁気効果を最大化するためにミクロ構造の最適化を実施し、単結晶層状構造を超える最適ミクロ構造が存在することを明らかにした。

大学院 知的財産研究科 三浦武範 准教授

「地域企業・大学による産学連携推進モデルの構築」
知財ソリューショングループでは、ヨーロッパ及びアメリカの大学や研究機関等における産学連携体制や地域連携の枠組みについて調査を行っている。調査で得られた知見をもとに、複数のシーズと多数のシーズのマッチングを行うリエゾン人材の活動モデルについて、パスツール研究所やフラウンホーファー研究機構のモデルを検討し、ニーズとシーズの結節点としてのリエゾン人材をサポートするマッチングシステムの構築について報告を行った。

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