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産官学連携・研究支援

研究ブランディング事業 第4回学内研究会を開催しました

2019年12月2日

  •       小池教授による発表       小池教授による発表

研究ブランディング事業 第4回学内研究会を開催しました。
       
・日時:2019年11月21日(金) 10:00~12:00
・場所:大宮キャンパス 551会議室
・内容:挨拶(小寺教授)、
    研究成果の報告(小池教授、藤元准教授、中村(友)教授)、
    今後の計画(前元教授)

今年度、第4回学内研究会を実施しました。研究メンバーを含む24名が出席し、活発な質疑応答が交わされました。 

冒頭の挨拶で、プロジェクト統括の小寺正敏教授より「研究ブランディング事業(OIT-P)の研究グループは、複数の研究分野が集結している。この研究会では皆さんが踏み込んで色々なご意見を聞かせていただき、最先端の研究内容も知ることができる貴重な機会である。次回も楽しみにしています。」とのお話がありました。

続いて、メンバー3名から研究の進捗状況について以下のとおり報告がありました。

◆◆ 研究成果の報告 ◆◆

【工学部 電子情報システム工学科 小池 一歩 教授】
 生体・環境モニタリングのための材料・デバイス開発
プロジェクトが発足から3年間取り組んできた研究について以下のテーマ毎に実施内容と成果を報告した。
1.ZnOバルク結晶への8MeVプロトンビーム照射と放射線耐性評価
2.単結晶WO3薄膜のMBE成長とプロトネーション効果
3.溶液塗布法によるWO3薄膜の作製とガスセンサー応用
4.溶液塗布法およびスパッタ法による強誘電相HfZrO2薄膜の作製と評価
5.拡張ゲートFETを用いた連続動作可能なバイオセンサーの開発

【工学部 一般教育科 藤元 章 准教授】
 グラフェンや二硫化モリブデンなどの原子層薄膜は比表面積が大きい。そのため、気体分子が表面に吸着したときに、原子層薄膜の電気抵抗が大きく変化することと予想され、ガスセンサーなどのデバイスへの展開が期待されている。現在、グラフェン単体とグラフェンと二硫化モリブデンを積層したファンデルワールスヘテロ接合に対して、水素と一酸化窒素のガス検知特性を調べている。原子層薄膜上に作製する電極も工夫し、櫛型電極なども用い実験に取り組んでいる。現状、ファンデルワールスヘテロ接合デバイスにおいて、水素に対して約20%の抵抗変化を観測している。

【工学部 総合人間学系教室 中村 友浩 教授】
 高齢化社会において、廃用性筋萎縮を予防するための創薬および機能性食品の開発は必須である。しかしながら、現在まで不使用による廃用性筋萎縮を模した分化熟度の高い生体外筋細胞モデルは存在しない。大阪工業大学にて開発された三次元培養筋OITem (Osaka Institute of Technology:Tissue engineered muscle)は、両端に人工腱を持つ汎用性の高い生体外筋細胞モデルである。この三次元培養筋OITemは、分化熟度が高く、一定の受動的張力を生み出しながら培養されるために、一部の腱を解放することで、生体筋の廃用性筋萎縮と類似した機能的および生化学的特性を示すことが明らかとなった。この生体外筋細胞モデルを最適化することで、廃用性筋萎縮を予防するための様々な新薬や機能性食品の開発促進が期待できる。

次回は、12月24日(火)10時より梅田キャンパスで、OIT-P学内研究会を実施する予定です。

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