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産官学連携・研究支援

研究ブランディング事業 第5回学内研究会を開催しました

2020年1月10日

  •        小寺教授の挨拶        小寺教授の挨拶
  •         研究会の模様         研究会の模様
  •     OIT-P研究メンバーの先生方     OIT-P研究メンバーの先生方

研究ブランディング事業の第5回学内研究会を開催しました。

・日時:2019年12月24日(火) 10:00~12:00
・場所:梅田キャンパス 301会議室
・内容:挨拶(小寺教授)、
    研究成果の報告(長森准教授、中山教授、脇田教授)、
     今後の計画(前元教授)

 今年度、第5回学内研究会を実施しました。研究メンバーを含む22名が出席し、活発な質疑応答が交わされました。 

 冒頭の挨拶で、プロジェクト統括の小寺正敏教授より「地域産業支援プラットフォーム(OIT-P)の考え方で、企業、本学OB、研究機関等との人脈を広げることができたと思う。価値あるOIT-Pとなった。このプラットフォームを生かして、今後も新しいグループ、研究ユニットなどを作って活動してほしい。」とのお話がありました。
続いて、メンバー3名から研究の進捗状況について以下のとおり報告がありました。

◆◆ 研究成果の報告 ◆◆
【工学部 生命工学科  長森 英二 准教授】
 骨格筋細胞を題材に、in vitro環境下で生体内の筋肉が受ける刺激を再現する効果を検証し、周期的な電気パルス刺激や酸素運搬体を含む培地が筋分化の成熟促進や活性張力の増大を導くことを見出した。複雑な構造を有する三次元骨格筋組織を設計、作製するための基盤技術として、積層細胞シート法を活用した異種細胞の棲み分け現象の観察、制御に取り組んでいる。生体に近い培養環境を構築することは、抗体医薬生産細胞など有用動物細胞宿主をバイオリアクターで超高濃度培養するためにも重要である。

【ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科  中山 学之 教授】
 社会の高齢化に伴い、人間に替わって介護の仕事を行う生活支援ロボットへの期待が高まっているが、実用性・安全性の面でまだまだ課題が多く、実用化には程遠い状況にある。本年度は少しでも実用性の高い生活支援ロボットを実現するため、箱に入ったオブジェクトや、重なって置かれたオブジェクトに対してもスーパーピクセルの類似特徴量を用いて領域分割することにより、オブジェクトの位置および物体認識を行うことのできるシステムの開発を行った。そして、これを実際のロボットで実現するべく、腕付きの車輪型倒立振子ロボットを試作した。また高齢者の下肢の筋力をサポートする装置として、モノを拾うなどの動作において下肢にかかる負荷を、ゴムの弾性力を用いて軽減する。自重補償装置の開発を行った。

【ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科  脇田 由実 教授】
 従来、人同士の会話のピッチ、パワー、音色などの情報から、会話の雰囲気を推定するしくみを提案している。本年度は、実際のレストランなどで雰囲気推定を行う評価用システムを開発した.左記システムの新たな課題は、周辺の話し声と目標話者の音声との区別が困難なことである.従来、雑音と音声との区別法は数多く提案されているが、音声同士の区別は難しい。我々は、マイクロホンと会話者との距離を、発声パワー分散を用いて推定する手法を提案した。これにより、マイクロホン近くの目標音声のみを抽出できる。評価の結果、マイクロホンから30㎝離れた発声と120㎝離れた発声との区別が、90%の精度で可能であることを確認した。

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