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建築学科の院生・学生がリノベーションデザインしたコミュニティースペース「MOKU」がオープン

2019.03.19

  • 本プロジェクトに参加した設計第1研究室の院生・学生らと指導教員の寺地教授(写真左奥) 本プロジェクトに参加した設計第1研究室の院生・学生らと指導教員の寺地教授(写真左奥)
  • 杉材がふんだんに使用され落ち着きある空間に仕上がったコミュニケーションスペース「MOKU」 杉材がふんだんに使用され落ち着きある空間に仕上がったコミュニケーションスペース「MOKU」
  • オープン直後は、多くの家族連れで賑わった オープン直後は、多くの家族連れで賑わった

 2月24日、枚方市立菅原生涯学習市民センター(枚方市長尾元町)に、建築学科の設計第1研究室の院生・学生がリノベーションデザインした「MOKU」がオープンしました。
 同スペースは、2017年3月に閉鎖された同施設の旧すがわらサービスコーナーのスペースを、国産の檜と杉材をふんだんに使用した木の香りに包まれるコミュニティースペースにリノベーションしたもの。学生たちは5回の公開市民会議に参加し、市民センターの方々とも複数回にわたり意見交換を重ねた上で、工費や材料などを含めた改修プランを提案しました。
 今回、市民から寄せられた主たるオーダーは「出入り自由で、一人でも気兼ねなく滞在できるスペース」。このオーダーに対し学生たちの提案は、目線の高さを考慮したステップ状の床やステージ、大テーブルやミニテーブルが設置されており、さまざまな居場所を設計しています。また、多人数のイベントにも対応できるよう工夫を凝らした設計となっています。
 本プロジェクトに参加した松本祥幸さん(建築・都市デザイン工学専攻博士前期課程2年)は「この施設を利用する方々が居心地の良い時間を過ごせるように木の温かみを感じられる空間作りを意識しました。市民の方々をつなぐ交流の場になれば嬉しいです」とコメントしてくれました。
 今後、同施設ではさまざまな市民交流イベントの開催が予定されており、市民の交流拠点、誰もが自由に過ごせるコミュニティースペースとしての活用が期待されます。

【指導教員】
建築学科・寺地洋之 教授