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NASA Space Apps Challenge Osaka 2019を梅田キャンパスで開催しました

2019.11.12

  • イベント会場の様子 イベント会場の様子
  • 人工重力研究会賞を受賞した「ESP4589」 人工重力研究会賞を受賞した「ESP4589」
  • 発表の講評を行う内藤教授 発表の講評を行う内藤教授

 10月19日、20日に梅田キャンパスで「NASA Space Apps Challenge Osaka 2019(主催:Space Apps Osaka事務局)」を本学と京都大学宇宙総合学研究ユニットで共催しました。本イベントはNASA(アメリカ航空宇宙局)公式プログラム"Incubator Innovation Program"として年1回開催されており、本年度は世界約80カ国230以上の都市で約29,000人が参加しました。
 
 大阪会場では本学学生5人を含む参加者29人が6つのチームを作り、NASAから提示された“宇宙”をキーワードとした複数の「challenge(開発課題)」から一つを選び、アイデアワークやハッカソン※を経て、アプリなどの開発力を競いました。途中、審査員の本学大学院知的財産研究科の内藤浩樹教授から宇宙ビジネスに関するミニレクチャーや京都大学大学院総合生存学館の山敷庸亮教授による系外惑星に関するデータベースの紹介がありました。
 
 審査の結果、本学学生の参加するチーム「ESP4589」が人工重力研究会賞を受賞。2日間という短い時間で実物のプロトタイプ(試作品)を作り上げた点が高く評価されました。同チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げミッションに関連する「Up, Out, and Away! 」の開発課題を選択。スペースシャトル内という特殊で閉鎖された環境下でのストレス緩和などを目的とした「モニュと暮らすスペースライフ」を提案しました。同提案は、宇宙船内で液体でも固体でもないやわらかい物体「モニュ」がヒトに寄り添うことで閉鎖空間でのストレスを緩和し、宇宙での生活に豊かさを与えてくれるというものです。また、マイクロコンピューターを内蔵したモニュはNOAA(米国海洋大気庁)のデータベースにアクセスし太陽風などの宇宙天気を通知してくれる機能を搭載しています。

同チームの田中俊哉さん(ロボット工学科4年)は「小惑星探査機はやぶさに魅力を感じて、宇宙に興味を持ちました。閉鎖空間でもヒトと違和感なく共存でき、やわらかくリラックス効果がある成果物を発表することができました」と振り返りました。
 
 
※ハッカソン:あるテーマについてプログラミング技術やアイデアなどでサービスやシステム、アプリを短期間で開発し、成果をチームで競うイベント。