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ひらかたアイデアソン・ハッカソンプロジェクト「Hirathon2019」のハッカソン成果発表会を開催しました。

2019.12.17

  • 開発したシステムを発表する2班のメンバーら 開発したシステムを発表する2班のメンバーら
  • スマートフォンの機器情報から来場者分布を可視化します スマートフォンの機器情報から来場者分布を可視化します
  • 開発したアプリやシステムを審査員が評価 開発したアプリやシステムを審査員が評価

 12月4日、枚方キャンパスで本学情報科学部と枚方市役所、北大阪商工会議所が、地域課題解決プロジェクト「Hirathon(ヒラソン)2019」(協賛:ソフトバンク)のハッカソン(*)成果発表会を開催しました。
 
 この発表会は、9月に実施したアイデアソン成果発表会で提案した地域課題を解決するためのアイデアを具現化したプロトタイプを発表するものです。学生らは5班に分かれ、それぞれのアイデアをもとに、AIデータサイエンス的アプローチにより、実証実験を重ね開発したプロトタイプのデモ展示や動作などについてプレゼンテーションしました。
 
 審査は、本学教員や枚方市役所職員、ソフトバンク社員などが審査員を務め、「波及効果」「独創性」「ビジネス性」「完成度」「貢献度」などを基準に行われました。最優秀賞を受賞したのは、2班の「五六市でのリアルタイム来場者分布の取得」で、開発したのは、毎月、枚方市で開催されるイベントにおける災害時の避難誘導体制を構築するためのシステム。wifiルータを用いて来場者が所持するスマートフォンなどの通信機器の台数を検知し、来場者の分布をリアルタイムで可視化処理したものを運営担当者や警備員に逐次通知するものです。また、取得したデータを基にシミュレーションを行い、避難誘導の最適化や混雑回避のための店舗配置の提案などにも役立てることができます。審査員からは「2班は何度も現地に足を運び、現場の抱えている問題に真摯に向き合い、しっかりとヒアリングして実装の計画まで示しました」と評価を受けました。
 
同班の竹本和弘さん(コンピュータ科学科4年)は「行政や企業、地域の方々とのかかわりの中で多くの学びを得ることができました。また、自分たちが作ったシステムが実際に社会で役立つことが確認できました」と活動を振り返りました。今後、同班は、さらにシステムの実証実験を繰り返し、実装に向けての活動を継続していきます。
 
【各班の発表テーマと受賞内容】
・1班:災害時における安否確認及び避難確認システム(優秀賞)
・2班:五六市でのリアルタイム来場者分布の取得(最優秀賞)
・3班:中小企業でも使える勤務時間管理システム
・4班:ひらかたポイント普及のためのアプリ開発(ソフトバンク賞)
・5班:五六市におけるAR避難誘導アプリ
 
 
*ハッカソン=あるテーマについてプログラミング技術やアイデアなどでサービスやシステム、アプリなどを短期間に集中して開発し、成果をチームで競い合うイベント。