ページトップへ戻る
  1. トップページ
  2. トピックス
  3. 「大阪府中小企業家同友会2013年度新入社員研修」を開催しました

トピックスTOPICS

「大阪府中小企業家同友会2013年度新入社員研修」を開催しました

2013.06.03

  • 皆川准教授の話に参加者は聴き入っていました 皆川准教授の話に参加者は聴き入っていました
  • レゴブロックを使った模擬生産演習 レゴブロックを使った模擬生産演習
  • 研修の様子 研修の様子

 5月31日、本学ものづくりマネジメントセンターと大阪府中小企業家同友会が共催する「大阪府中小企業家同友会2013年度新入社員研修」が大宮キャンパスで開かれ、一般企業の新入社員18人が参加しました。
 同研修は今年度4回目の開催となり、新社会人としての自覚とマナー、また専門知識の習得を目的としています。4月3日~8月21日まで実施される約6ヶ月間の「専門スキルアップコース」の中で、本学は5月31日~6月28日の6日間を担当し、「生産管理・品質管理」をテーマに工学部ロボット工学科の本位田教授および同学部環境工学科の皆川准教授が講師を務めます。
 初日の午前の部では「モノづくりの基本はQCD」をテーマに、パナソニックOB講師の朝日宏和氏が企業目的やモノづくりのプロセス、ビジネスマンとして求められるスキルなどを丁寧に解説しました。
 続いて午後から皆川准教授が「タイムスタディ~座学と演習によるカイゼン活動への気づき~」と題して、ものづくりの現場における改善活動に関する原理や原則について、演習を交えて分かりやすく解説しました。
 ものづくり現場の「改善」を進めるためには徹底した「ムダ」の排除が必要であるとし、「意識して見ないとムダは実際には見えていません。現場を自分の目で見て、ムダに気づく、意識レベルを上げることが大切です。そうするとモノの見え方も変わってきます」と話されました。そしてムダに気づきそれを改善する「ECRS(省略・統合・変更・単純)の原則」や「動作経済の原則」「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」について解説し、その重要性について説かれました。
 その後、参加者は4つのグループに別れ、レゴブロックでできた自動車を50DM(30秒)で組み立てることを目標とした模擬生産演習に取り組みました。実際に作業すると思った以上に目標タイムを出すことが難しく、「作業台を固定したらどうか」「部品の置き場所をもっと手元にしよう」などいろいろなアイデアが出され、改善前は100DMかかっていたチームも目標タイムに近づくことができました。
 座学だけでなく実践することにより、改善することがいかに大切かということを学び、自社に生かすためのヒントをつかんだ様子でした。