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環境工学科が新入生オリエンテーションを実施しました

2013.06.01

  • 水源地散策ツアーの様子 水源地散策ツアーの様子
  • ヒノキの間伐材を利用したマイ箸づくり ヒノキの間伐材を利用したマイ箸づくり
  • 源流分校に到着した新入生たち 源流分校に到着した新入生たち

 5月24日~25日、工学部環境工学科は、本学が連携協定を締結している奈良県川上村で新入生オリエンテーションを実施し、新入生82人、在学生4人、教員12人の計98人が参加しました。
 1日目は、間伐材を利用した自分だけのオリジナル「マイ箸」づくりを体験し、 間伐材の有用性や林業が環境保全に果たす役割について学びました。新入生たちは吉野の桧材に直に触れることで、吉野林業に興味を持った様子でした。
 2日目は、吉野川水源の三之公川近辺の散策ツアーを実施しました。日本有数の多雨地帯「大台ケ原」を水源とする紀ノ川の上流部は、吉野の地名にちなんで「吉野川」とも呼ばれています。ツアーでは自然ガイドから、吉野林業の特徴と環境保全に果たす役割、様々な動植物、地質、気候などについて説明を受けました。日頃、机上で学んでいる地球科学などと関連するものに実際触れることで、理解を深めた様子でした。また、国の天然記念物に指定されている「三之公トガサワラ原始林」をはじめ、吉野川上流にしか生息しないイモリなど珍しい動植物を観察し、生物の多様性について考えるきっかけにもなりました。その後、源流分校(旧川上東小学校)に移動し、川上村の食材をふんだんに使った郷土料理を堪能しました。
 新入生たちは2日間のオリエンテーションで、都会と山間地の関係や共生のあり方、環境工学を専門的に学ぶ目的やテーマについて、一人ひとりが改めて考えるきっかけとなりました。