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第5回「ガラス・アート・リボーン」講座を開催しました
2013.12.16
12月11日、工学部環境工学科と空間デザイン学科は、ガラスリサイクル技術を使ったさまざまな新しい価値創造の取り組みの理解促進を目的に、本学客員教授の岡本覚氏が中心となり、第5回「ガラス・アート・リボーン」公開講座(全6回)を大阪工業大学うめきたナレッジセンターで開催しました。
今回は、工学部空間デザイン学科の細野幸敏教授が「廃ガラスの再生による空間デザイン」をテーマに講演しました。
色鮮やかなガラスが使われるステンドグラスの歴史についてお話され、その中でアーツ・アンド・クラフツの提唱者として世界的に著名なウィリアム・モリスの作品などについて映像を交えながら解説しました。
「倫理観がデザインに大事だということを、モリスの生き方・考え方から学びました。作品に金銭的な価値を見出すだけでなく、歴史を踏まえた倫理的価値を社会に還元することが大切で、廃ガラスの活用に賛同しています。これからも積極的に廃ガラスを使う活動を行っていくことが大事です」と話されました。
最後に、同教授が指導するデザインマネジメント研究室の4年次生の学生と廃ガラスを使い制作したステンドグラスやアクセサリーなどの小物類を紹介しました。独自で初めてガラスの加工を体験して見えた、ガラスの特性や作品作りの楽しさなどについて、学生と参加者の席を回りながらお話されました。
最終回の第6回は12月17日、本学大宮キャンパスにて開催します。廃ガラス瓶を使ってステンドグラスを実際に制作いただきます。
興味のある方は是非ご参加ください。