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2015年度海外研究支援プログラム成果報告会を開催しました

2016.03.09

  • すべて英語で報告した西岡君 すべて英語で報告した西岡君
  • ポスタービューイングで来場者に説明する学生ら ポスタービューイングで来場者に説明する学生ら
  • 来年度の海外研究を目指す学生らが先輩から情報収集する姿も 来年度の海外研究を目指す学生らが先輩から情報収集する姿も

 海外の大学などでの学生の研究を支援する2015年度海外研究支援プログラムへの参加者による成果報告会が3月2日、大宮キャンパスで開かれ、学生や教職員約100人が熱心に耳を傾けました。
 これは2013年度から始まった国際連携制度で、大学院へ内部進学が確定している学生または修士課程の学生を選抜して指導教員の推薦する海外の大学・機関に1カ月以上派遣するプログラムです。今年度は計33人を11カ国・地域、19大学・機関に平均で2カ月間派遣しました。
 報告会では国際交流センター長の真貝寿明・情報科学部教授の挨拶に続いて、代表の4人がパワーポイントを使いながら成果発表をしました。
 西岡文吾君(都市デザイン工学科4年)は、橋梁材料が押しつぶされる座屈現象をドイツのミュンヘン工科大で研究。数値解析の成果や日本では見られない新しいタイプの橋を見学したことなどを英語で報告しました。
 林幹哉君(機械工学専攻1年)は、タイのタマサート大で取り組んだ人型ロボットの関節のモーターの柔軟な動作を実現するための制御システムを報告。卒業研究でも国立の機関と共同研究ができる環境に驚いたことなども紹介しました。
 山口直也君(電気電子工学専攻1年)は、スペインのサラマンカ大で人の顔の表情認識でユーザーの反応や評価を分析するシステムを研究。800年近い歴史のある大学に最新の設備がそろっていることやスペイン語圏での貴重な生活体験を報告しました。
 工学研究科建築学専攻博士前期課程2年の森田修平君は、オーストリアのウィーン工科大で19世紀後半にウィーンで活躍した建築家・都市計画課のカミロ・ジッテが提唱した都市の「広場」について研究。ジッテの貴重な資料・文献を収集したり、ウィーンでの生活自体が都市計画の勉強になったことなどを報告しました。
 このあと会場では33人によるポスタービューイングが開かれ、各自がポスターの前で来場者の質問などを受けて研究の中身や派遣先の大学についてていねいに説明していました。