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空間デザイン学科の学生有志が「チャリウッド2016」に協力

2016.05.25

  • 段ボールと接着テープを駆使し、組み上げた「カミの舟」 段ボールと接着テープを駆使し、組み上げた「カミの舟」
  • 願いごとを書く子どもたちに優しく声掛けする学生 願いごとを書く子どもたちに優しく声掛けする学生
  • イベント会場内で発信されるラジオブースにも出演。自分たちの作品に対する思いを語った イベント会場内で発信されるラジオブースにも出演。自分たちの作品に対する思いを語った

 5月14日、15日に大阪梅田・茶屋町一帯で開催された街イベント「チャリウッド2016」に空間デザイン学科の学生有志が段ボールアート「茶屋町の時空をめぐる『カミの舟」」を展示しました。
 「チャリウッド」は、茶屋町にある企業や建物をハリウッドのように華やかに楽しく盛り上げるために、街と人が一体となる新しいスタイルの回遊型イベント。今年は「船」がテーマで、街の中を港や島に見立てたスタンプラリーや展示、出店、ライブなど多彩なプログラムで街全体が大きな盛り上がりをみせました。
 カミの舟は、現在の茶屋町がその昔、海だったことや学問の神様である菅原道真公が九州の太宰府に向かう途中、この地に咲く梅を見ようと船を付けて降り立ったという史実や伝承をもとにコンセプトを練りました。今回の製作企画にあたっては、同町内にある綱敷天神社の禰宜・白江秀知さんから町の歴史や文化について学び、来春開設する梅田キャンパスを茶屋町の過去と歴史をつなぐ舟と見立て、段ボール工芸家・島英雄先生らの協力のもと、全長8.5メートルの作品を製作しました。
 当日は、迫力のスケールと奥深い設定に多くの方が足を止め、記念撮影をしたり、熱心に学生に質問をする姿が見られました。また、展示スペースにお賽銭箱を模した「ご意見箱」を設置したところ、約560件のご意見や願いごとが集まりました。頂いた願いごとは、綱敷天神社に奉納を予定しています。
 今回、同イベントに協力した学生は、「地域や企業の方々と一つの目標に一緒に取り組むことの難しさや面白さを学んだ」「普段の大学生活だけでは得られない経験や達成感を味わうことができた」と目を輝かせていました。彼らは次の春、この茶屋町の新たな“住人”として、今年以上の活躍を見せてくれることでしょう。