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「ソーラーカーレース鈴鹿2016」に出場

2016.07.28

  • 自作カーボンボディの新車体と一緒に 自作カーボンボディの新車体と一緒に
  • モノラボでの作業を指導するリーダーの中西さん モノラボでの作業を指導するリーダーの中西さん
  • 試走で得た情報を共有する、谷川さん(左)と石原さん(右) 試走で得た情報を共有する、谷川さん(左)と石原さん(右)

 8月5日、6日、本学のソーラーカープロジェクトチーム「TEAM REGALIA」が三重県の鈴鹿サーキットで開催される「FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2016」オリンピアクラスに出場します。このクラスは5時間耐久レースで、1周約5.8kmのコースを走行し、時間内での周回数を競うものです。同チームは昨年、同大会前日のフリー走行で車体が大破するトラブルに見舞われ、満足のいく結果が出せないまま、22チーム中、21位という結果に終わりました。今年は昨年度の悔しさを原動力に変え、新車で大会に臨みます。
 同チームの特長は、本学の工作施設のモノラボなどを利用して2015年10月に開設したモノラボアネックスを活動拠点に、カーボン素材でつくるボディの型からカーボンを焼き上げる炉までの工程を、全て学生の手でつくり上げている点です。リーダーの中西淳さん(機械工学科3年)は、「今年は20人を超える1年生が入部してくれ、上位学生が専門的な作業に注力できています。昨年度に比べ、軽量化した新車体を鈴鹿で披露します」と仕上がりに自信を見せます。また、「総重量を軽くすることにより、走行時の消費電力を抑えられ、より早く最高速度に加速することができます。カーブ時の車体全体への負担軽減にもつながり、カーブポイントが多い鈴鹿サーキットでは、車体が軽くなるメリットは大きいです」と語るのは、今大会で3度目のメインドライバーを務める石原健太さん(機械工学専攻博士前期課程1年)と今回、石原さんと共にドライバーに登録したセカンドドライバーの谷川駿さん(知的財産学科2年)。谷川さんは、小学生の時からサーキットでのレース経験があり、レーシングカート歴は約10年。ソーラーカーのドライバーとしては今回が初となりますが、鈴鹿サーキットを会場としたレースに何度も参加しており、レーシングカートで培った経験を武器にレースに挑みます。
 同チームは今月16日と23日に和歌山県の旧南紀白浜空港跡地を貸し切り、本番を想定した試走会を実施。23日の試走会では、ドライバーが新たな車体で最終走行練習を行い、ピットメンバーは車体の仕上がりを確認しました。
 大阪工大が誇るモノづくり技術が結集した車体を擁する「TEAM REGALIA」の応援をよろしくお願いします。