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「木の次世代茶室コンペティション」最優秀作品を吹田市くすのき保育園に設置

2017.03.28

  • 設置後、園児と学生が茶室に入り交流(左から村山さん、北畑さん、寺西さん) 設置後、園児と学生が茶室に入り交流(左から村山さん、北畑さん、寺西さん)
  • 室内に実寸サイズで設置された組み立て式茶室「たく庵」 室内に実寸サイズで設置された組み立て式茶室「たく庵」
  • 竹林をイメージしたアプローチ 竹林をイメージしたアプローチ

 昨年11月に開催された「木の次世代茶室コンペティション」(主催:日本木材青壮年団体連合会)で最優秀賞に輝いた、空間デザイン学科インテリアデザイン研究室(指導教員:大石容一特任教授)所属の学生たちの共同作品が3月7日、王建工業の協力のもと吹田市くすのき保育園(吹田市南吹田)に実寸サイズで設置されました。
 同コンペは、日本独自の建築形態である茶室を幼稚園・保育園に設置することを前提に、園児が生活の中で日本の伝統文化と触れる機会を作り、日本文化教育の再構築を目指すことを目的としています。
 同研究室の村山結希さん、寺西優里さん、北畑佳奈子さん(いずれも3年)の3人は、構想期間を含め約2カ月をかけ、次世代茶室「たく庵」を設計しました。学生たちは、コンペのテーマである「次世代」というキーワードから、これまでの茶室の四角く閉じられた部屋のイメージを一新する丸いドーム状の茶室をデザインしました。茶室独特の雰囲気を損なわないようにドームの骨格には竹を使用し、素材となる木や竹の匂いを感じられる和の空間を創出しました。また、茶室前には園児の身長に合わせた竹林をイメージした組み立て式のアプローチを設置。七夕やクリスマスなどの季節の行事の際には、装飾により四季折々の顔を見せることができ、園児の情操を養い好奇心を刺激します。
 リーダーの村山さんは「作品設置の際に子どもたちが期待に満ちた目で自分たちの作品を見ていた姿が強く印象に残っています。この作品での学習をきっかけに、日本の文化や茶の世界だけでなく、建築やデザインにも興味を持ってもらえたら嬉しいです」とコメントしてくれました。