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難関の弁理士試験に3人が合格 学部3年の2人は全国最年少

2017.11.27

  • (左から)藤本さん、福島さん、川崎さん (左から)藤本さん、福島さん、川崎さん

 難関で知られる今年度の弁理士試験に本学知的財産学部3年の2人と知的財産研究科2年の1人の計3人が合格しました。現役の学生の合格は学部・研究科史上初で、学部の2人は全国最年少合格(受験時20歳)という快挙です。3人は知的財産学部3年の川崎達哉さん、藤本賢佑さんと研究科2年の福島正憲さん。2015年度から弁理士試験受験希望者への年間を通じた学習指導などの支援体制強化に取り組んできた学部の努力が実った形です。
 弁理士試験は5月に1次試験の短答式、7月に2次試験の論文式、10月に3次試験の口述式が実施され、11月初めに最終合格者が発表されます。今年度の合格率は6.5%という狭き門でした。
 川崎さんと藤本さんはお互いが認める良きライバルで、高校時代から知的財産権に興味を持って勉強を始めたのも共通です。昨年は2人そろって1次試験に合格しました。学部が開催する土曜日の弁理士受験会(年間40回)、火曜日の弁理士受験会アドバンスコース(年間25回)のほかに、指導担当の五丁龍志准教授の知財塾(土曜日午前、年間53回)や学生の自主勉強会をフル活用し受験勉強をしてきました。
 藤本さんは「川崎君とは弁理士試験が終わってからも互いの解答を確認し合って安心したほどの仲です。一人で勉強するのは苦手だったので、五丁先生の研究室に入りびたりで、学生同士みんなで勉強したことが大きな力になりました」と話し、川崎さんも「工大は弁理士を目指す仲間が多いだけでなく、知財の専門家である先生方も豊富で、安心して勉強できました」と振り返ります。2人とも今後は、弁理士を目指す後輩たちの勉強を手伝いたいと口を揃えます。
 一方、福島さんはパナソニックで半導体デバイスを研究していた元エンジニアの41歳。研究に一段落がついたのを機に、父親が経営する大阪の特許事務所を手伝うことになり、大阪工大の研究科で受験勉強を始めました。「大阪工大の研究科に入ったのは梅田で学べる便利さが大きかったです。土曜日の知財塾をはじめ受験生を支援する雰囲気も良く、同じ志のある学生・院生が刺激になりました。今後は父が経営する特許事務所で弁理士のスキルを磨き、国際的な仕事もしたいです」と話しています。