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「Ai-SPEC2017」最終発表会で知財PR隊(杉浦研究室チーム)が優勝

2017.12.02

  • 冨士端子工業との活動内容を発表するメンバーら 冨士端子工業との活動内容を発表するメンバーら
  • 大会終了後、本学関係者での集合写真(左から社会連携機構の北垣和彦産学連携担当課長、中村さん、間所さん、大西さん、杉浦淳教授) 大会終了後、本学関係者での集合写真(左から社会連携機構の北垣和彦産学連携担当課長、中村さん、間所さん、大西さん、杉浦淳教授)
  • 結果発表を聞き、ガッツポーズを取るメンバーら 結果発表を聞き、ガッツポーズを取るメンバーら

 11月23日、梅田スカイビル(大阪市北区)で開催された近畿経済産業局主催の「Ai-SPEC2017」最終発表会で知的財産学科の学生プロジェクト「知財PR隊(杉浦研究室チーム)」が見事優勝し、参加した大学23校37チームの頂点に立ちました。
 この「Ai-SPEC」は企業と学生が協力し、中小企業の課題解決に向けて取り組む「実践型課題解決プロジェクト」として昨年度からスタートされました。大会では中小企業が抱える経営課題に対して、学生が提案する解決策が、具体性や実現可能性に加え、大学での学びを生かしたものになっているかなどの点が審査・評価されます。
 本学チームは、「中小企業における知財戦略の実践」と題し、今年6月から地元・大阪の老舗端子メーカーである冨士端子工業とともに取り組んだ知的財産の普及活動について発表しました。審査では、同社が抱える課題「知的財産権による技術の保護化」に対して、知的財産分野を専門に学ぶ学生の作成した同社特製マニュアルの提供や技術スタッフを対象とした知的財産に関する講習会などの取り組みが、一時的な特許取得の支援ではなく将来的にノウハウとして残る形で企業を支援したと高く評価されました。審査員からは「中小企業が今最も必要としていながらも手をつけていなかった知的財産分野について、その分野を専門に学ぶ学生が現場に赴き、実現できることに実直に取り組んだことが評価につながった」と、大学での学びを生かした活動内容を絶賛するコメントがありました。
 チームリーダーを務めた大西巧馬さん(3年)は「自分たちが普段学んでいる知的財産が、いかに社会や企業にとって重要な分野であるかを改めて認識することができた。決して楽なプロジェクトではなかったですが、この大会に優勝できたことは、今後就職活動を控える自分たちにとって大きな自信となります」と喜びの声を聞かせてくれました。

【知財PR隊(杉浦研究室チーム)】
発表学生:大西巧馬さん(3年)、中村興宜さん(同)、
     間所洸太さん(4年)
指導教員:知的財産研究科教授 杉浦淳