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ロボットプロジェクトが「NHK学生ロボコン2018」に出場

2018.06.12

  • 「ロンバイ」をかけた第2試合、最後の投てき 「ロンバイ」をかけた第2試合、最後の投てき
  • 声を張り上げ、応援するプロジェクトメンバーら 声を張り上げ、応援するプロジェクトメンバーら
  • 應援團も駆け付け、渾身のエールを送った 應援團も駆け付け、渾身のエールを送った

 6月10日、全国の大学生らがアイデアやチームワークを駆使して自作のロボットの性能を競う「NHK学生ロボコン2018~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」が東京都大田区総合体育館で開催され、本学ロボットプロジェクト「大工大エンジュニア」が出場しました。本大会には全国からビデオ審査などの事前選考を通過した大学と高等専門学校の24チームが参加しました。
 今年の競技テーマは「ネムコン“シャトルコック・スローイング”」。
“運び役”と“投げ役”の役割を持つ2台のロボットを使って高さの異なる2つのリングに、離れた場所からシャトルコックと呼ばれる布製のボールを投げ入れることで得点となり、最後にゴールデンリングを通り抜け、その先に置かれたゴールデンカップにボールを乗せる「ロンバイ」達成までの速さを競います。
 8グループに分かれて行われた予選リーグで本学の初戦相手は九州大。試合開始のブザーと共にスムーズに動き出した両チームのロボットでしたが、九州大の無駄のない受け渡しからの正確な投てきにより、今大会初の「ロンバイ」を決められ、初戦を落とす結果に。後がない本学チームの予選第2戦目の相手は、ここ数年連続して決勝リーグに駒を進め安定した技術力を誇る強豪・京都工芸繊維大。本学チームは、初戦での敗戦から得たデータやフィールドの情報を無駄にすることなく、限られた時間でプログラムの再調整に取り組み、試合に臨みました。近距離のリングで確実に得点を重ねる作戦を取った京都工芸繊維大に対し、本学は王道の「ロンバイ」達成を目指した作戦を選択。序盤から中盤にかけ、逆転に次ぐ逆転で一瞬も目を離せない展開で試合が進みました。残り時間わずか、残すはゴールデンリングだけの状況で本学チームが放った一投が、無情にもわずかにゴールデンリングの枠から外れたところでタイムアップとなり、惜しくも敗れ、予選リーグ敗退が決まりました。試合後の講評では、審査員から両チームの戦略や最後まで諦めない姿勢を評価するコメントがありました。
 リーダーを務めた今村達哉さん(ロボット工学科3年)は「プロジェクトとして納得できる成績を残せず、非常に悔しいです。チームとしてさらにレベルアップして必ずまた、この場に戻ってきます」と話し、来年の大会を見据えて闘志を燃やしていました。
 最後まで、自分たちが作り上げたロボットを信じ、アイデアマンシップにのっとったフェアプレーで戦い抜いたメンバーたち。今年の悔しさをバネに来年の活躍を期待します。

※大会の模様はNHK総合テレビで7月16日(月・祝)午前9時30分から放送予定。

【指導教員】
電気電子システム工学科・田熊隆史 准教授
機械工学科・牛田俊 教授
電子情報通信工学科・奥宏史 准教授
システムデザイン工学科・小林裕之 教授
ものづくりセンター・近藤隆路 技師