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ソーラーカープロジェクトが「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2018」で表彰台を飾りました

2018.08.17

  • 念願の表彰台でのシャンパンファイト 念願の表彰台でのシャンパンファイト
  • 安定した走行で疾走する本学チーム(写真左) 安定した走行で疾走する本学チーム(写真左)
  • 大会終了後、喜びを爆発させるメンバーら 大会終了後、喜びを爆発させるメンバーら

 8月3日、4日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2018」のオリンピアクラスに本学ソーラーカープロジェクトチーム「TEAM REGALIA」が出場しました。チームは35度を超える猛暑の中、48周を走り抜き、見事3位で表彰台を飾りました。
 オリンピアクラスは大学チームだけでなく優れた技術を持つ企業チームも参戦する5時間耐久レースです。1周約5.8kmのコースを走行し、時間内での周回数を競います。初日、本学チームは決勝レースのポールポジションを決めるタイムアタックの結果から、9チーム中7番目の位置からスタート。炎天下での過酷なレース展開が予想されていた中、3人のドライバーにそれぞれ明確な役割を持たせ、彼らの長所を最大限生かすことができる作戦を決行。強い太陽光が得られたレース序盤、全チームがアクセル全開の白熱した展開の中、本学チームはファーストドライバーに今大会がデビュー戦の杉村謙太さん(機械工学科2年)を起用。持ち前のドライビングセンスとデビュー戦とは思わせない攻めの走りで、前走車との距離を一気に詰め、順位を5位まで上げました。セカンドドライバーの橋本聖矢さん(電気電子システム工学科4年)は、昨年度大会でもドライバーを務めた経験を生かし、レース終盤の追い込みで全力走行ができるように的確なマシンコントロールとエネルギーマネジメントに配慮。レースが進むにつれ、他チームが次々とマシントラブルで緊急ピットインする中、本学チームのピットインはドライバーチェンジのみと理想形に近い非常に安定したレース運びでさらに順位を上げ3位に。残り時間10分の最終局面には表彰台を懸けて、本学チームと同周回数の後続チームの猛追がありましたが、チームリーダー兼サードドライバーの北村翔太郎さん(機械工学科3年)も背後から迫るプレッシャーを跳ね除ける強い精神力と冷静な運転技術で一歩も引きません。
 ピットメンバーが固唾を飲んで見守る中、レース終了を告げるホーンが会場に鳴り響き、本学チームの3位入賞が決まった瞬間、喜びが爆発。メンバー同士が抱き合い、中には嬉し涙を流す学生もいました。
 大会終了後、北村さんは「自分がプロジェクトに入ってから思うような成果を出せず悔しい結果ばかりでした。そんな中、リーダーとしてメンバー60人を引っ張っていけるか不安でしたが、大会を終え、先輩たちが残してくれたマシンや理論の正しさを証明できました。来年は今年以上の成果を残せるように後輩たちをサポートしていきたいです」と晴れやかな表情で語ってくれました。プロジェクトを見守ってきた指導教員の伊與田宗慶講師は「現役メンバーだけでなく、これまでプロジェクトに取り組んできた学生たちの頑張りが実を結び、勝ち取った表彰台です。本当に良くやってくれました」と、涙を浮かべながら学生たちを労いました。
 すでにチームは2年連続表彰台を目指すべく幹部交代を終え、来年度の大会に向けて新チームとして始動しています。今後のさらなる活躍に期待が集まる「TEAM REGALIA」にご注目ください。

ソーラーカープロジェクトチーム「TEAM REGALIA」指導教員
・機械工学科 伊與田宗慶 講師、鵜飼孝博 講師