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「ロボカップジャパンオープン2019ながおか」に出場します

2019.08.10

  • 「ロボカップジャパンオープン2019ながおか」に出場するメンバーら 「ロボカップジャパンオープン2019ながおか」に出場するメンバーら

 8月16日~18日にかけてシティホールプラザ「アオーレ長岡」(新潟県長岡市)で開催される「ロボカップジャパンオープン2019ながおか」にロボット工学科と情報科学部の学生合同チーム「O.I.T. Trial」と、本学と立命館大との合同チーム「OIT-RITS」、本学と立命館大、岡山県立大の合同チーム「MindGr@spers」の3チームが出場します。

 本大会は、自分で考えて動く自律移動型ロボットによる競技会です。今回出場する「ロボカップ@ホーム(以下@ホーム)」は、キッチンやリビングルームといった日常生活の場所で、ロボットがいかに役に立ち、人間と共に暮らしていけるのか?という可能性を探る競技です。3チームは、@ホームのオープンプラットホームリーグ、ドメスティックスタンダードプラットフォームリーグ、シミュレーションリーグにそれぞれ参加します。

 昨年度準優勝したチーム「O.I.T. Trial」は、オープンプラットホームリーグに2011年から参加しています。ロボット工学科が中心となって製作した「ASAHI」と情報科学部の「ラサラス」の2体のロボットで競技に挑みます。ASAHIは人を認識・追跡することが得意。約1年の歳月をかけてソフトウェアを中心に改良を進めてきました。また、ラサラスは眼や脳における情報処理を参考にした神経模倣視覚システムにより、高い精度の距離識別能力を実装。さらに、色恒常性機能を実装することにより、環境光の影響を受けず、物体の認識力も向上させています。

「OIT-RITS」は、ハードウェアのプラットフォームを統一して、ソフトウェアの優劣を競うドメスティックスタンダードプラットフォームリーグに参加。標準プラットフォームロボットのトヨタ自動車製HSR(Human Support Robot)にチームオリジナルのプログラムを搭載した「canis(ケイニス)」で制御記述の高さを競います。今年からチームに音声認識担当を設置。HSRに最適化された音声認識プログラムにより、「より速く」「より正確に」「より安全」にタスクを達成できるシステムの開発に取り組んでいます。

 初出場の「MindGr@spers」は、シミュレーションリーグに参加。同リーグは、仮想空間でロボットを動かし、さまざまなタスクの処理を行います。同チームで本学が開発しているロボットは常に自己位置推定を行い、仮想空間上での完全自律移動を可能とします。また、仮想空間内に設置された物体を正しく認識するためにDeep learning(深層学習)を採用。極めて高い精度で物体を認識するシステムを開発中です。

「O.I.T. Trial」指導教員
 ・ロボット工学科:廣井富 准教授
 ・情報メディア学科:佐野睦夫 教授、鈴木基之 教授、宮脇健三郎 准教授
 ・ネットワークデザイン学科:西口敏司 准教授
 ・情報知能学科:奥野弘嗣 講師

「OIT-RITS」本学指導教員
 ・ロボット工学科:井上雄紀 教授
 ・システムデザイン工学科:中山学之 教授

「MindGr@spers」指導教員
 ・情報メディア学科:佐野睦夫 教授