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ソーラーカープロジェクトが「WORLD GREEN CHALLENGE 2019」で3位入賞

2019.09.19

  • 表彰台に上がる「TEAM REGALIA」のメンバーら 表彰台に上がる「TEAM REGALIA」のメンバーら
  • ソーラースポーツラインを走行する本学のソーラーカー「cielo」 ソーラースポーツラインを走行する本学のソーラーカー「cielo」
  • ソーラーカー「cielo」とメンバーら ソーラーカー「cielo」とメンバーら

 8月7日~10日に秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催された「WORLD GREEN CHALLENGE 2019」のソーラーカー・チャレンジ アドベンチャー・クラスに本学ソーラーカープロジェクト「TEAM REGALIA」が出場。28周・約700kmを走り抜き、見事クラス3位に入賞し、表彰台を飾りました。

 WORLD GREEN CHALLENGは、3日間の規定内時間(25時間)での周回数を競う耐久レースで、1周25kmのコースを走行します。同コースは12.5kmのストレートを折り返すだけの単調なレイアウトで1日あたり約8時間走行する3人のドライバーにとって体力的・精神的にも過酷なレースです。

 本学チームは昨年出場したチームの走行データを分析し、1周あたりの理想タイムを算出。徹底的なシミュレーションを行いレースに挑みました。しかし、8月3日に鈴鹿サーキットでレースを終えた車体をそのまま会場に搬送したこともあり、十分なメンテナンスができないまま臨んだ初日、32個搭載しているバッテリーの1つがレース開始直前に破損するトラブルに見舞われました。更なるトラブルを回避するため、攻める走行はせず堅実な走行を実施しましたが、レース終了後にはもう1つのバッテリーが破損してしまいました。30個のバッテリーで臨んだ2日目は曇天。最終日に勝負を仕掛けるため、2日目はエネルギーを温存する走行を心掛けました。雨天となった3日目は、十分に温存したエネルギーをすべて使い、スタート時の6位からぐんぐんと順位を上げていきました。本大会で引退するサードドライバーの杉村謙太さん(機械工学科3年)が、3位で学生生活最後のチェッカーフラッグを受けた瞬間、チームの喜びが爆発。メンバー同士で抱き合い、中には嬉し涙を流す学生もいました。

 大会終了後、杉村さんは「このレースは距離が長く、ピットからの無線が届かないところもあるため、ドライバー自身が、車体のエネルギーマネジメントなどを行いながら走行します。特に踏み込む角度が1mmずれるだけで、大きくタイムに影響するアクセルワークが重要で、ドライバーにとっては体力的・精神的につらいレースでしたが、学生生活最後のレースでチェッカーフラッグを受け表彰台に上ることができて幸せです」と嬉しそうにレースを振り返りました。

ソーラーカープロジェクトチーム「TEAM REGALIA」指導教員
・機械工学科 伊與田宗慶 講師、鵜飼孝博 講師