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大阪工業大学 学園創立100周年記念シンポジウム を開催しました

2022.07.13

  • “学問の可能性”を説く茂木氏 “学問の可能性”を説く茂木氏
  • 人と人工知能の共存について語る竹内氏 人と人工知能の共存について語る竹内氏
  • 椋平教授も巻き込んで熱い議論が交わされた鼎談 椋平教授も巻き込んで熱い議論が交わされた鼎談

 本学を設置する学校法人常翔学園が、10月30日に創立100周年を迎えるにあたり、6月25日に「大阪工業大学 学園創立100周年記念シンポジウム~ニューノーマル時代の人材育成、これからの大学教育が果たすべき役割とは?~」を梅田キャンパスの常翔ホールとオンラインで開催し、約700人が聴講しました。
 
 シンポジウムでは、冒頭に井上晋学長による挨拶と本学の沿革を説明。第1次世界大戦が終結し、特需景気による著しい発展の路にあった大阪では、爆発的な人口増加による急激な都市化が進行していました。同時に無秩序な開発事業などさまざま社会問題が顕在化し、これら社会的課題を解決するための技術者が絶対的に不足している時代でもありました。そのような時代、1922年に本学の淵源である関西工学専修学校を開校。現代まで受け継いできた「世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する。」という建学の精神のもと、数多くの専門技術者を社会に輩出してきたことを紹介し、脈々と受け継いできた歴史が今年で100年を迎えることを伝えました。
 
 講演では、クオリアをキーワードに脳と心の関係を研究している茂木健一郎氏が登壇し、「世の中の動きと教育の在り方について」と題した講演を行いました。茂木氏はまず、日本の大学の課題として「学問の楽しさを高校生らにうまく伝えられていない」点を挙げ、教授らが楽しそうに研究活動やプレゼンテーションを行うことが大切であると話ました。全世界に4万人以上の会員を抱える北米神経科学学会を例に、「全ての学問と学者は世界とつながっている」と説き、聴講した本学の学生らに向けて積極的に学会に出席し、多くの学者・研究者とつながってほしいとメッセージを送りました。また、チームプレーを学び、その文化を育むことが我が国の大学教育で重要であると解説しました。最後に、真のグローバル時代とイノベーション時代の到来により、学問が無限の可能性を持って世界に広がっていく時代で最も重要なことは“創造性”であると力説。コロナ禍や戦争により激変する世の中と新たな時代に必要な教育を伝えました。
 
 第2部は、物理学の解説書や科学評論を中心に150冊あまりの著作物を発行している竹内薫氏による講演「アフターコロナ、AI時代に求められる思考法と働き方」を行いました。竹内氏は「人工知能が出来ないことを人間が担っていければ、人類は人工知能と共生していくことができるし、人工知能に仕事が奪われると騒ぐ必要もなくなる」と人にしか担えない役割を考えていくことが重要であると説明しました。また、Creativity(創造性)、Critical thinking(批判的思考)、Consideration(他者への思いやり)の頭文字をとったAI時代に必要な「3つのC」を紹介。公式や単語などの暗記ではなく、物事の本質を理解し、探求していき、最後までやりきることが大事であると説きました。
 
 第3部では、井上学長、茂木氏、竹内氏が「ニューノーマル時代の人材育成、これからの大学教育が果たすべき役割とは?」をテーマに鼎談し、課題共有と討論を行いました(コーディネーター:総合人間学系教室 椋平淳 教務部長・教授)。井上学長は、両講演に共通したキーワードであった“創造性”を挙げ、最近の学生を見てどのような印象を抱いているか質問しました。竹内氏は、「初めから就職のために勉強を始めるのではなく、大学生活を満喫してもらって、その経験が職場でどう生きるのか、を考えてもらいたいと感じています」と話し、茂木氏は「若者は大人が時間や関心を注いであげないと育たないと思います」などの発言があり、活発な意見交換が行われました。最後に井上学長は、「大阪工業大学がワクワク感を持って高校生にきていだけるような大学にしていく所存ですので、お二人からいただいたヒントも含めて、これからも奮励していきます」とシンポジウムを締めくくりました。
 

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