ページトップへ戻る
  1. トップページ
  2. トピックス
  3. 学生の手作りマシンで淀川の外来植物駆除作業を行いました

トピックスTOPICS

学生の手作りマシンで淀川の外来植物駆除作業を行いました

2010.01.25

  • 水面に浮くオオアカウキクサを回収 水面に浮くオオアカウキクサを回収
  • 駆除した外来水生植物 駆除した外来水生植物

 大宮キャンパスの北側を東西に流れる淀川に大量発生し、生態系を破壊する外来植物を駆除しようと1月18日、工学部都市デザイン工学科、機械工学科の学生たちが大阪府環境農林水産総合研究所水生生物センターと協力して、城北わんどで外来植生の駆除作業と過剰繁茂した在来抽水植物の除去作業を行いました。比較的川岸に近い場所の作業は人力で対応できますが、広範囲の作業では機械工学科の学生が製作した駆除マシンが活躍しました。作業中にモーターに藻が絡まるなどハプニングにも見舞われましたが、オオアカウキクサやナガエツルノゲイトウなどの外来植物を、約1時間の作業で大量に駆除しました。
 
 学生のアイディアから生まれたユニークな駆除マシンの始動とあって、この日は新聞社やテレビ局などが取材に訪れました。駆除マシンの製作は、本学が取り組む環境共生教育「淀川学」をきっかけに、機械工学科の演習「エンジニアリングプラクティス」の中で2008年度から行っているものです。1号機の製作を手掛け、今回の2号機を運転した原啓太君(機械工学科4年次生)は、「淀川を守るために自分たちの専門を生かせないかと考えたのが製作のきっかけです。植物の性質に合わせて回収部分の材質を換えるなど、回収効率を上げるために工夫の余地がまだまだあります」と後継機に期待を寄せました。
 
 今回作業で活躍した2号機にさらに改良を加えた3号機がまもなく完成する予定です。学生たちは今後も駆除マシンの改良を重ね、淀川の環境を工学技術で守る活動の一翼を担うことを目指しています。