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淀川の外来植物駆除第2弾~学生の手作りマシンが活躍~

2010.02.17

  • 駆除マシンを運転する中谷君 駆除マシンを運転する中谷君
  • NHKのインタビューを受ける中谷君 NHKのインタビューを受ける中谷君
  • 駆除マシンを製作した中谷君(右)と原君 駆除マシンを製作した中谷君(右)と原君

 大宮キャンパスの北側を東西に流れる淀川を舞台に、学生のアイディアから生まれたユニークな外来植物の駆除マシンを使い、1月に行った駆除作業の第2弾を2月17日に実施しました。この日の作業に登場したのは、工学部機械工学科4年次生の中谷守孝君と原啓太君が卒業研究で製作に取り組んだ改良版(3号機)の駆除マシンです。前回の作業で使用した2号機に、回収した外来植物をローラーで圧縮する機能を追加し、一度に駆除できる量を増やしました。今回も大阪府環境農林水産総合研究所水生生物センターや工学部都市デザイン工学科の大学院生の協力を得て、赤川水路付近に大量発生しているアゾラやナガエツルノゲイトウなど約50kgを駆除しました。

 当日はNHK大阪放送局のテレビカメラや地元の環境保全に携わっている京都府民の方が見守る中、駆除作業に取り組んだ中谷君は「今日はほぼ想定していた通り作業ができて安心しました。駆除マシン製作を通じて、ものづくりの難しさを知りました。計算上はうまくいくはずなのに、実際にやってみないと分からない失敗もたくさんありました」と話してくれました。1号機の製作も手掛けた原君は「1号機の経験を生かして、CADで図面を描く作業などはスムーズにできました。大学で学んだことを生かして製作したマシンをテレビや新聞で取り上げてもらえて本当に嬉しいです」と振り返りました。
 
 中谷君、原君は来月卒業しますが、この駆除マシンの製作・改良は彼らの後輩たちが引き継ぐ予定です。今後も淀川の環境を工学技術で守る活動の一翼を担うことを目指して、学生たちのチャレンジは続きます。