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第1期生の成果が集大成!~工学部空間デザイン学科が「第1回卒業作品展」を開催~

2010.02.22

  • 玉井君の作品「TOMOS-BRING A LIGHT-」 玉井君の作品「TOMOS-BRING A LIGHT-」
  • 卒業作品展は個性豊かな作品で彩られました 卒業作品展は個性豊かな作品で彩られました
  • 中西君が製作した花を咲かせる色鉛筆 中西君が製作した花を咲かせる色鉛筆

 2006年度に開設した工学部空間デザイン学科は、本年3月に第1期生が卒業を迎えます。同学科の建築、インテリア、プロダクト、ヴィジュアルの4領域を横断した幅広いテーマに学生たちが取り組んだ成果を、広く一般の皆さんに見ていただこうと、2月19日~21日、大阪市北区の「大阪市立住まいのミュージアム」で『第1回卒業作品展』を開催しました。会場にはユニークな発想と豊かな感性から生まれた60点の作品が展示され、約600人が訪れました。
 教員による審査会で最優秀賞に選出されたのは、「明かりの灯し方」をデザインした玉井貴大君の「TOMOS-BRING A LIGHT-」です。今はスイッチ一つで簡単に明かりをつけることができますが、明かりの大切さや灯す喜びを感じられるように、"灯す"という行為をデザインすることを試みた作品です。「昔は明かりをつけるために火種を照明器具に移す行為がありました。その行為を現代の照明に落とし込みたいと思いました。明かりを"灯す"行為を引き立たせるため、火をつける棒、火種、明かりを"灯す"器など素材はあくまでシンプルなものにこだわりました」と、4年間楽しく学んだ全てを出し切った達成感をかみ締めていました。
 ユニークな視点から生み出された作品の数々のなかには、花を咲かせる色鉛筆もありました。色鉛筆の中には植物の種と栄養素が入っており、使い終わった色鉛筆を土に埋めると同じ色のきれいな花が咲くというものです。この「pencil plant-使い終わった文房具に新しい価値を創造する―」を製作した中西基文君は「描く愛着から育てる愛着へをコンセプトに作りました。先輩がいないので前例もなく、どこまで作りこめばいいのか分からずに不安もありましたが、完成した作品は満点の出来です」と、4年間の集大成を前に喜びを話してくれました。
 各作品のそばには、「感想やメッセージをお願いします」と書かれたサイン帳が置かれ、来場者などが思い思いにメッセージを寄せていました。その応援メッセージを受け、社会に羽ばたく第1期生のこれからの活躍が期待されます。