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第2回「Design Relay Talk 2010」を開催しました

2010.11.11

  • 「オタマトーン」のデモンストレーションをする土佐氏 「オタマトーン」のデモンストレーションをする土佐氏
  • 土佐氏を囲んで白熱したトークが展開されました 土佐氏を囲んで白熱したトークが展開されました
  • 土佐氏が生み出したさまざまな商品に学生たちは興味津々 土佐氏が生み出したさまざまな商品に学生たちは興味津々

 11月5日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画・運営する第2回「Design Relay Talk 2010」を大宮キャンパスで開催しました。ゲストスピーカーには、アートユニット「明和電機」の土佐信道氏を迎え、当日は学内・学外を合わせて約90人の方々が参加しました。
 日本の高度成長を支えた中小企業のスタイルで活動する土佐氏は、ユニークな発想でさまざまな作品を生み出し、メーカーで商品化されています。
 第1部「ゲストトーク」では、実際に商品化されている「オタマトーン」や「魚コード」などのデモンストレーションを交えながら、「私はエンジニアではないので、何かを作るときにはイメージから入ります。機構もパッとひらめいたものからスケッチを重ねて、実現可能な機構と擦り合わせていきます」と、ご自身のものづくりにおける6つのプロセス「FEED(頭に栄養を与える)」「SPARK(ひらめく)」「SKETCH(スケッチを描く)」「PLOT(計画を立てる)」「MAKE(実際に作る)」「SHOW(人に見せる)」を紹介されました。
 第2部「フリートーク」では、デジタルよりもアナログのほうがおもしろいか、デザイン性と機能性のどちらを重視するか、芸術とアートの違いは何かなどのテーマで、同氏と学生たちが白熱したトークを繰り広げました。また「デザイナーは発信性はあまり強くないほうがいい」という同氏に対し、ビジュアルデザインを学ぶ学生が「デザインに限らず、現代社会はあらゆるものが発信型では?」と疑問を投げかけるなど、会場は終始熱気に包まれました。
 最後に「Design Relay Talk 2010」のメインテーマになっている「デザインに境界はあるのか」という問いに対して、「私はあると思います。“創造性=デザイン”ではないはず。デザインを仕事にするならば、モノを作って売る、買ってもらうことに立ち返り、そこで考えてみることが必要ではないでしょうか」と参加者全員にエールを送ってくださいました。

 次回第3回セッションは12月4日(土)、建築家の永山祐子氏をゲストスピーカーにお迎えし、開催する予定です。