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近畿大阪中小企業応援センター主催セミナーで本位田教授が講演しました

2011.02.15

  • 講演の様子 講演の様子
  • 組み立ての様子 組み立ての様子
  • 作業改善方法を考えるメンバー 作業改善方法を考えるメンバー

 2月9日、近畿大阪中小企業応援センターが主催し、本学教員が担当するセミナー「ものづくり現場における改善の着眼点とその進め方」の第2講が本学大阪センターで開かれ、学外から約30人の方が参加しました。
 今回は「ラインバランスと作業効率」をテーマに、工学部ロボット工学科の本位田教授が担当しました。
 同教授は、ものづくりの現場において、生産ラインの中に潜むムダを取り除き、生産リードタイム(作業の着手から終了までに要する時間)を短くする重要さを、図や簡単な計算式を用いて解説しました。
 生産工程における製品の流し方にはいくつかの方法があり、その中でも1個作っては次の工程に流す「1個流し生産」の効率性に着眼し、モノの流し方によって生産効率がどのように変わるかについて、ブロックを使った模擬生産演習に取り組みました。
 参加者は3つのグループに分かれ、工場長、作業者、時間測定者、分析者など各自役割分担を決め、ブロックの自動車を3分以内に4工程で12台組み立てることを目標とした演習を行いました。回数を重ねるにつれメンバーからいろいろなアイデアが出され、部品の置き方や組み立て方の工夫、各工程の作業内容の変更など、いかにムダをなくしラインバランス(工程間の負荷のばらつきをなくすこと)を改善し、生産時間を短くできるかを真剣に考えて作業に取り組んでいました。
 最後に同教授は、「みなさんが高い目標を立て、厳しいと思うからこそいろいろなアイデアが出てきます。改善のためアイデアを出すことがものづくりの現場においてとても大切です。みなさんも自社の改善のため、積極的にアイデアを出してください」とメッセージを送りました。

 第3講は3月2日に「改善活動と経営成果」と題して工学部技術マネジメント学科の皆川准教授が担当しますので、ぜひご参加ください。申し込み方法などの詳細はプログラムをご覧ください。

 ◆近畿大阪中小企業応援センターとは
 経済産業省の「平成22年度中小企業応援センター事業」に採択された、大阪工業大学、関西大学、株式会社近畿大阪銀行がコンソーシアム方式で運営する組織です。

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