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第2回「Design Relay Talk2011」を開催しました

2011.07.20

  • 第2部「フリートーク」(中央が谷尻氏) 第2部「フリートーク」(中央が谷尻氏)
  • 第1部「ゲストトーク」 第1部「ゲストトーク」

 7月16日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画し、「大阪工業大学デザインリレートーク実行委員会」が運営する第2回「Design Relay Talk2011」を大宮キャンパスで開催しました。ゲストスピーカーには建築家の谷尻誠氏を迎え、学内外から約120人の方々が参加しました。
 第1部「ゲストトーク」では、同氏がこれまで設計を手がけられた個人住宅やカフェなどの作品紹介の中で、「頼まれるまま、言われるままに作ることはしません。デザインする際には初めて考えるつもりで取り組み、ひたすら相手について学びます。新しさとは奇抜さではなく『こういうものを求めていた』と皆が気づくものです。そのためにまず『名前』を取り去って考えることで、既成概念にとらわれずに発想を広げます」など、デザインに対する基本的な考え方をお示しいただきました。
 第2部「フリートーク」では、建築以外で自分に影響を与えていることについて友人の存在を挙げ、「普段はジャンルが異なる仕事をしている友人と、各自の問題意識を語り合うことが私の大事な財産になっています。全く異なる領域の話であっても、すべて建築に置き換えて『翻訳』することでアイデアも枯渇しません」とお話しされました。また、アイデアを生み出すために心がけていることを問われると「自分らしく行動することを大切にしています。自分に制限をかけず、できるだけ好きなことをやるようにしています」とお答えいただきました。
 最後に「Design Relay Talk2011」のメインテーマである「デザインに何が出来るか」については、「デザインとは『考えること』であり、誰にでもできます。多くの人が『考える』ことによって社会は豊かになります。皆さんも物事をポジティブにとらえ、さまざまな考えを巡らせてもらいたいと思います。また、頼まれて考えるのではなく、普段から問題意識を持ち、世の中がより良くなるようデザインを通して自ら提案するのが建築家やデザイナーの社会的使命だと考えています」と聴講者に向けてメッセージを送ってくださいました。