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「あさひ“ちょこっと”科学セミナー」で都市デザイン工学科の綾教授が講演しました

2011.09.20

  • 第1回あさひ“ちょこっと”科学セミナー 第1回あさひ“ちょこっと”科学セミナー
  • 講演する工学部都市デザイン工学科の綾教授 講演する工学部都市デザイン工学科の綾教授
  • 多くの市民の方が熱心に聴講してくださいました 多くの市民の方が熱心に聴講してくださいました

 9月17日、大阪市旭区と本学が連携して実施している「あさひ“ちょこっと”科学セミナー」を大宮キャンパスの展望ラウンジ「淀ビスタ」で開催し、工学部都市デザイン工学科の綾教授が講演しました。このセミナーは、一般市民の皆さんが「科学に対して身近に接していただけるように」と実施しているもので、本学が取り組むさまざまな研究分野の中から、市民の関心が高く、理解していただきやすいテーマを取り上げています。
 今年度第1回目の開催となる今回は、淀川環境教育講座「淀川城北ワンド群のイタセンパラは何処へ」をテーマに実施し、一般市民など約40人が聴講しました。綾教授は、旭区や本学にかかわりの深い淀川と城北ワンド群の環境の変化、かつて城北ワンド群に生息していた「イタセンパラ」の生態などについて分かりやすく解説しました。講演では、淀川本川や琵琶湖など淀川水系の生態学的特色や貴重な生態系について、その動植物の写真を交えながら紹介したほか、イタセンパラに代表される淀川の在来種の生息環境の変化と生活史の関係などを説明しました。参加者は綾教授の講演に耳を傾けながら、熱心にメモをとっていました。またイタセンパラが生息できる環境を蘇らせるためには、同じく貴重な在来種である「ドブガイ」などの2枚貝と、その「ドブガイ」の生息に必要なハゼ科の「ヨシノボリ」の生態系を蘇らせることが必要です。このように在来種の保護には、外来種の駆除と河川の清掃などの保護活動が必要であることを強調されました。
 本学では、在学生が城北ワンド群で外来種の駆除活動を定期的に行っているほか、大阪市旭区と毎年協力して実施している「淀川クリーンキャンペーン」には、たくさんの市民の皆さんにご協力いただいています。10月22日に実施する同キャンペーンでは、保護飼育されている貴重なイタセンパラが展示される予定です。