ページトップへ戻る
  1. トップページ
  2. トピックス
  3. 第4回「Design Relay Talk2011」を開催しました

トピックスTOPICS

第4回「Design Relay Talk2011」を開催しました

2011.11.07

  • 第2部「フリートーク」 第2部「フリートーク」
  • 第1部「ゲストトーク」 第1部「ゲストトーク」
  • 学生が制作した作品も展示しています 学生が制作した作品も展示しています

 10月29日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画し、大阪工業大学デザインリレートーク実行委員会が運営する第4回「Design Relay Talk2011」を大宮キャンパスで開催しました。ゲストスピーカーにはライティングデザイナーの長町志穂氏を迎え、学内外から約60人の方々が参加しました。
 第1部「ゲストトーク」では、これまでに手がけられた作品の紹介を通して、あかりがもたらすさまざまな効果について説明していただきました。「昔からあるものがライティングによって息を吹き返す、これこそが照明デザインの真骨頂です。古いものに圧倒的な魅力を与えるとともに、心の高揚を促したり、空間の創出を通じて人々のつながりもつくりだすことができる、魔法のような仕事です」と、ライティングの魅力をお話いただきました。
 第2部「フリートーク」では、3月11日の東日本大震災以降、盛んに叫ばれている「節電」についてライティングデザイナーの立場からお話いただきました。「節電が言われるようになってから、人々の照明に関する意識がとても高まりました。人が明るさを感じるには壁面の明るさが必要で、天井の真ん中のあかりは人にとって見えないあかりに過ぎません。世の中には人が認知できない、見えないあかりがたくさんあります。見えないあかりを減らし、見えるあかりをつくることで、節電と豊かな照明空間は両立できると考えています」などとコメントいただきました。また「デザインの幅を広げるには、“見る”ことがすべての基本になります。ただ“見る”だけではなく、自分の中に映像として残していかなければなりません。デザインのアイデアを出すためには、あらゆるものを本気で見て、自分の中にストックし、アイデアを出す練習をすることが必要不可欠です」とアドバイスされました。
 最後に「Design Relay Talk2011」のメインテーマである「デザインに何が出来るか」については、「人を元気にすることができると思います。感動や楽しさを生み出すことを常に考えています」と、仕事に対する姿勢を示されました。