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第13回「モノラボ・テクノフォーラム」を開催しました

2011.12.06

  • 講演する藤井氏 講演する藤井氏
  • たくさんの方に聴講していただきました たくさんの方に聴講していただきました
  • 「ベストフォーラムレポート賞」の表彰式 「ベストフォーラムレポート賞」の表彰式

 12月2日、第13回「モノラボ・テクノフォーラム」を大宮キャンパスの学生ラウンジ「ルラーシュ」で開催し、約60人が聴講しました。
 パナソニック株式会社 先端技術研究所 ナノプロセス技術グループ グループマネージャーの藤井映志氏から「カーナビやデジカメを進化させた角速度センサ開発の舞台裏」と題してご講演いただきました。
 物体が回転する速度を検出するセンサである、角速度センサはカーナビゲーションシステムの位置情報取得や車両の姿勢制御、デジタルカメラの手振れ補正などに用いられています。同社が独自技術により実用化した“シリコン音叉型角速度センサ”は従来の製品と比べて小型、高感度、高精度を実現しており、この功績として財団法人 新技術開発財団から「第43回市村産業賞 貢献賞」を受賞されました。
 同氏は「失敗や偶然から多くの発見がありました。偶然は目標なしでは生まれません。明確な目標があってこそ生まれるものです。それを見逃さず、偶然の発見を商品開発に結び付ける技術力を身につけることが大切だと思います。研究成果が商品開発、量産化に直結するとは限らないということも身をもって学びました」と振り返られました。また「継続こそが成功の秘訣です。今取り組んでいることは将来必ず役に立つと思い、日々の勉学に取り組んでください」と、聴講する学生に向けてエールを送ってくださいました。
 モノラボ・テクノフォーラム終了後には、「ベストフォーラムレポート賞」の表彰式が執り行われ、10月29日、30日に本学で開催した「工学実感フェア2011」の「テクノ・フォーラム」の内容について優秀なレポートを提出した学生に賞状と副賞が手渡されました。