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「点字ブロックの日」記念事業に本学の盲導犬ロボットが出展しました

2012.03.21

  • 「プロキオン」のデモンストレーション 「プロキオン」のデモンストレーション
  • 盲導犬ロボットの研究・開発に対して感謝状をいただきました 盲導犬ロボットの研究・開発に対して感謝状をいただきました
  • 盲導犬と同等以上の役割を果たすことを目指します 盲導犬と同等以上の役割を果たすことを目指します

 3月18日、岡山市デジタルミュージアム(岡山市北区)で「点字ブロックの日 記念事業 アイヘルス・フェスタ2012 in 岡山」が開催され、本学情報科学部の学生と教員が学科横断型プロジェクトとして開発に取り組んでいる盲導犬ロボット「プロキオン」を出展しました。
 このイベントは、1967年に岡山市の交差点に世界初となる視覚障害者のための点字ブロックが設置されたことを記念する「点字ブロックの日」に合わせて開かれたもので、全国から約20の大学や企業が参加し、視覚障害者向けの製品や開発に取り組んでいる機器などを紹介しました。
 プロキオンは、視覚障害者の声を認識し、障害物を避けながら安全に目的地まで誘導する、盲導犬が果たす役割を担う機能を搭載しています。これまでも視覚障害者の方に実際に使用していただきながら、精度と使用感の向上に取り組んできました。デモンストレーションなどを行った情報メディア学科の佐野睦夫教授は「イベントを通じて多くの視覚障害者の方やそのご家族、盲導犬と交流させていただくことができました。プロキオンに寄せられる大きな期待を力に変えて、皆さんが心待ちにしてくださる盲導犬ロボットの開発を推進したいと思います」と話しています。
 また「盲導犬ロボットの開発を通じて視覚障害に悩む世界中の人々に夢と希望を与え続けている」として、本イベントの主催団体の一つである「点字ブロック世界発祥の碑支援会議」から本学に感謝状が授与されました。
 「プロキオン」には、予め決められたコースを障害物を避けながらガイドしたり、簡単な施設紹介ができる機能も搭載されています。昨年11月には、茨城県つくば市で開催された「つくばチャレンジ2011」(主催:ニューテクノロジー振興財団)にも出場し、メディアでも紹介していただきました。人をサポートする自律移動型ロボットの開発を目指し、学生たちは今後も確実な動き(再現性)を追求して研究を続けていきます。