3月23日、2011年度の学位記授与式を大宮キャンパス総合体育館で挙行しました。大学院では工学研究科博士後期課程4人、情報科学研究科博士後期課程1人、工学研究科博士前期課程143人、情報科学研究科博士前期課程33人、知的財産研究科専門職学位課程42人の修了生、および工学部971人、情報科学部305人、知的財産学部112人の卒業生、また大学院工学研究科に博士論文を提出し、合格した1人に、井上正崇学長から学位が授与されました。
　式辞で井上学長は、「東日本大震災やヨーロッパの経済不安の影響を受け、今年も皆さんを取り巻く社会環境は大変厳しいものでしたが、皆さんはその就職戦線をよく戦い抜きました。昨年を上回る就職内定率を達成できたのは、一人ひとりの努力の成果であることは言うまでもありませんが、教職員や社会で活躍する延べ9万5千人の卒業生の皆さんの支援があったことを忘れないでください。今後社会に出て仕事をする中で、失敗することや自らの志を実現できないこともあるでしょう。しかし日々誠実に努力することが、納得のいく人生につながります。これからもそれぞれの道で研さんに励み、社会で貢献し、母校の名誉を一層高める活躍に期待します」と新たなスタートを切る卒業生たちにはなむけの言葉を送りました。
　また、甚大な被害をもたらした東日本大震災から1年がたったことに触れ、「復興支援のためのボランティア活動や募金活動などに積極的に取り組んだ皆さんも多いことでしょう。これからも人を思いやる心を忘れず、自らの目標を見定めて頑張ってください」とエールを送りました。
　井上学長の式辞に続き、卒業生を代表して知的財産学部知的財産学科の稲川夏美さんが、在学中に取り組んだ特別課外活動プロジェクト“知財PR隊”のさまざまな活動を振り返りながら「大阪工業大学で学んだ知識や技術を生かして、私たち一人ひとりが社会に貢献できる人材になれるよう励みたいと思います」と謝辞を述べました。
　大阪工業大学は、修了・卒業生の皆さんのご活躍を期待するともに、これからも応援しています。