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「ロボカップジャパンオープン2012大阪」で本学の学生たちが活躍しました

2012.05.07

  • 「ロボカップジャパンオープン2012大阪」の参加者たち 「ロボカップジャパンオープン2012大阪」の参加者たち
  • 「ロボカップ@ホーム」で準優勝に輝いた「O.I.T. Trial」チーム 「ロボカップ@ホーム」で準優勝に輝いた「O.I.T. Trial」チーム
  • 見事なスローインを披露するヒューマノイドロボット「Messi」 見事なスローインを披露するヒューマノイドロボット「Messi」

 5月3日~5日にかけて、自律移動型ロボットがサッカーやレスキューなどの競技で競い合うロボット界のビッグイベント「ロボカップジャパンオープン2012大阪」が本学大宮キャンパス総合体育館で開催され、本学の学生たちも2競技で準優勝に輝くなど活躍を見せました。
 工学部と情報科学部の合同チーム「O.I.T. Trial」は、家庭環境におけるロボットとの共存の可能性を探る「ロボカップ@ホーム」に出場し、準優勝を果たしました。工学部のロボット「ASAHI」は、人を追跡する技術を競う競技で大勢の来場者が見守る中、追跡する人を見失わずゴールまで到達し、会場を大いに沸かせました。またロボットと人間のインタラクションの可能性を示す競技では、人の指差しを認識し、指示された場所までロボットを動かすことを実現しました。情報科学部のロボット「昴」も、在宅でのリハビリ支援や見守り機能など生活支援ロボットとしてのデモンストレーションを流ちょうな関西弁で披露し、会場を沸かせました。「O.I.T.Trial」チームは昨年もこの競技で準優勝に輝いており、2年連続の快挙達成となりました。なお「ロボカップ@ホーム」の競技フィールドのデザイン、設営には工学部空間デザイン学科の学生6人が協力しました。
 世界の5都市を模擬したコンピュータ上の仮想空間で、災害発生後の救助、火災現場の消火、がれき撤去などのレスキュー活動をロボットたちが連携して行う「ロボカップレスキュー シミュレーションリーグ」には、大学院情報科学研究科情報科学専攻博士前期課程1年次生の炭本光司君が「OIT-DACRS」として出場し、準優勝を果たしました。炭本君は他2名の仲間と卒業研究で開発したプログラムをもとに、被害を最小限に食い止めることを目指して改良を加えながら1人で3日間戦い抜き、初参加ながら見事な活躍を見せました。
 また「ロボカップサッカー」のヒューマノイドリーグ・アダルトサイズには大阪大学との合同チーム「JoiTech」が出場。全高約140cmほどのヒト型ロボット「Messi」がシュートやスローイン、PK戦など見事なデモンストレーションを披露すると、「Messi」の動きを見守っていた子どもたちから歓声と拍手が沸き起こりました。なお「JoiTech」チームは、6月にメキシコシティで開催される世界大会への出場が決まっています。
 このほか、3日に実施された震災復興特別講演会では、工学部建築学科の前田講師が「建築家による復興支援ネットワーク〔Archi+Aid〕の取り組み」をテーマに講演し、来場者が熱心に聴講していました。
 開催期間中は、約3,700人の皆さんにご来場いただきました。たくさんのご声援をいただきありがとうございました。